先日、井の頭公園の回りの街を歩いてみました。
前回「 東京都三鷹市井の頭三丁目~4丁目(前半) 」の続きです。
今回は、井の頭公園の北側、東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目付近です。
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JR吉祥寺駅から北西にある東急百貨店から西方向に進み反時計回りに戻ってきました。
↑上の写真の建物のファサードを見て足が止まりました。
道路側のバルコニーの上部の壁がR(半円)になっています。昨今のバルコニーの手摺にガラスを使った単純な外観と違うので、とっても新鮮です。
「ちょっとモスクな感じがあってユニーク!」と思ったら、なんだか、某宗教の関係の建物のようです。なるほど・・。
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吉祥寺という街は、駅を中心とした付近はビルや大型の商業ビルのある「商業地」ですが、駅を中心に半径1kmくらい?でそれをとり囲むのが住宅地。駅から離れると進むと、あれ?っといく感じで住宅地に変わります。その差が結構大きいと思います。
住宅地は、建て変えが進んではいますが、古い家も多くあります。
↑こちらの家も、古き良き時代の文化的な家ですね。屋根や窓がとってもいいです。
このへんからまた駅方向に戻ります。
↑このテナントビルのデザイン・・・なんとなく懐かしさを感じました。
私が学生の頃、、、こんなデザインが教科書的なものだったような。。
決して批判ではないです。好きです。木を残していますが(・・植えた木が単に大きくなっただけかも)そうゆところもいいですね。低層のスケール感が、人に優しいのです。
↑東急の北側にあるビルの前で足が止まりました。
この陰影の深さ!・・・すごいと思いました。素晴らしいです。
商業地で、外部に樹木とヨーロッパの回廊のような、中庭のような空間を十分にとったビルを作るなんて・・・現在の考え方では難しいでしょうね。
1階にカフェがあるのでそのうち入ってみたいです。
↑上の葡萄屋からそう離れていないところにある、住宅です。築40年は経っているのでは、と思います。リノベーションしてますね。
2階の窓は、たぶん木製の窓。元々が木製の窓だったかもしれないし、アルミサッシだったかもしれませんが、わざわざ新しい木製の窓にしています。うすいグレーの外壁、モスグリーンのポスト、黒い玄関ドア。・・・若い人が住んでいるのでしょうか。。2階では何か作業しているような人影が見えました。
今回の街歩きで、この家が一番よかった!「収穫」でした。
なんの変哲もなく、残していくべき理由もないと思いますが、センスを持って手を加えれば、古い家でも十分に魅力的になります。
とは言っても、どれだけの人がこの家に気づくかは、わかりませんけどね。
私は、いい家だと思いました。
(おわり)
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