国際こども図書館
安藤忠雄さんが再生に関わった事でご存知の方も多い事と思います。
先週末初めて中に入ってみました。
正直、安藤さんがやった部分には期待はなかったんですが…実際に見て…やっぱり残念な気持ちです。
まあそれは、あくまで個人の感想でありますが、こうして建物が残り体験できる事に価値があり、本当にありがたい。
改修で塗装とか綺麗すぎてしまう部分は多々あるけれど、それでも、元々の建物の空間や時間に触れられる事は、幸せだな〜と思います。
1階からの階段手摺笠木の人研ぎのみごとな事。こんなものを見て触れる事が今となっては貴重!多くの人はその上の木製の手摺の飾りに気をとられるだろうけど。。
とにもかくにも、この階段室の空間は素晴らしい。手摺や照明や天井の装飾に心奪われますが、窓からの景色もじつは素晴らしい!のです。もし行かれたら、思い出して、堪能してください。
3階南にあるホール。まるで教会のよう。照明が素晴らしい!窓から入る光の反射や影もとても美しいです。
ホールの一部から外に張り出した増築部分。外壁と開口部回りの装飾を堪能できます。とておも迫力あります。
模型。本体(左)安藤さんの増築部(右)
実際に行かれた時、みなさんはどう感じるか??
本来の西側廊下。
増築部によって作られた新しい西側廊下。壁は、以前の外壁。
外壁だった壁に直に触れられます。
年季の入った味わいあるタイル!触らずにはいられなくなります、って触るのは私くらいか?苦笑
大学入学した40年前(涙)、課題のスケッチで改修前の「国立国会図書館支部上野図書館」を描いてました。感慨深い。そして絵の下手さにガックリ。
ともかく、上野に行かれた際には一度は行かれるといいと思います。「こども図書館」という趣旨から外れますが、この建物は国民の財産です。無料で見れるのですから、ありがたい!