[ 木材会館 : 設計・日建設計 ]
先週、木造の防火に関するセミナーを聞きに、新木場にある 木材会館 に行きました。
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これまで、ビルや公共の建物などはコンクリートや鉄を構造として作られてきましたが、
今は、木造でも作れるようになってきました。
もちろん、住宅での 木造 とは違います。
集成材、積層材 という、木を束ねたり、重ねたりして作った
大きな材 を使います。
これまで私は・・・
そうゆう材を工業的に作って 「 木を使ってます 」 って言ってる事に、ちょっと批判的な意識がありました。
でも、今回 木材会館 に行ってみて思いました。
「 やっぱり 木が使ってあるっていいな~! 」 と。。
木を床に使う事で住む人の気持ちや感覚(感情)に確実に影響が出る
という事を言ってきましたが、、、、
ビルの室内に使っても、それは同じでした。
木の匂い、、、発する”何か”・・・
それを感じた時に ほっと しました。
であれば
集成材・積層材 といった材を使うのは悪くない
と思えたのです。
[ 木材会館EVホール ]
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今回参加したセミナーは、木造の防火 についてでした。
今回参加して本当によかったと思いました。
木造に対する視点が変わりました。
木は燃えます・・・ 誰もが知っているように。
だけど
木を束ねて大きな面(壁)を作り、
片面に火をつけても、反対側は、なんともない
のです。
講師が何度も繰り返して言っていた言葉が残りました。
「 木は、燃え抜けない 」
木は『一分間で0.8ミリしか燃え進まない』ので
厚みがあれば、隣で火が出ても、こちらの部屋は燃えない
というイメージです。
木は燃えると”炭化”してそれ以上は燃えない(燃えにくい)というのは知っています。
だけど
「 燃え抜けない 」 という捉え方はしていなかったので
自分の中で
木 というものに パッ とスポットが当たった感じがしました。
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木の可能性
木の性能
これは本当に高いと思います。
もっと木を使っていきたいです。