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照明の白色(昼白色)の危険性

[ 70代の家リノベーション・上高田の家(R) 3階の寝室(夜) ]

 

80代の両親の家が、照明器具をLEDのシーリングライトに付け変えました。

消費電力が下るからというような事を聞きつけ、取替たくなってしまったのです。

 

そう思って満足して暮していけるなら、それもいいと思います。

 

その照明の話しですが・・・・

LEDの色は 昼白色。。

 

明るいんだけど、薄暗い感じがします。

 

高度成長期の大人達は、

蛍光灯が ”豊かさ” の象徴だったのでしょうから

蛍光灯の 白い色 は、特別に気にならないのかもしれません。

 

色の問題より 暗くない事 が大切なのです。

 

「白」という色にもいろんな色合いがあり

決め付けるわけにはいかないけれど

基本的に 白 は、冷たい色です。

 

明るいけど冷たい。

 

1枚目の写真の部屋には、洗面部分があって、そこの照明は

LEDの昼白色にしています。

女性の家なので、お化粧する時の事もあってです。

 

1枚目は、電球色のダウンライトだけの光。

次の写真は 洗面器のところの照明をつけてみました。

 

明るくなったけど冷たい

 

その感じ、、、わかりますよね。

 

作業するのには、明るいほうがいいので 「昼白色」を使います。

キッチンの棚下灯など。

 

でもそうではない全体照明で 昼白色 を使うと

部屋が冷たい色になります。

その部屋で長時間いる・・・毎日毎日・・・何年も・・ずっと・・

 

想像するだけで、気が滅入ります。

人は、いつも元気ではなく、落ち込む時も・・・悲しい時も・・・

心が折れそうになってどうでもよくなってしまう時も・・

あります。

そんな状態の時の 白い光の部屋に居たら

余計に心が弱ってしまいます。

 

本当に、住宅において

白い光の照明を 部屋の全体照明として使うのは

 

危険だと思います。

 

でも、電球色 だけでは”暗い”と感じる人もいます。

視力の弱い人、老眼の人、・・・ 暗いとはっきり見えません。

 

そうゆう人は、、、昼白色 と 電球色 を混ぜて使うといいです。

全体照明が 昼白色 でも、、部屋の隅にスタンドなどを付け 電球色 を使います。

目に入る 電球色のオレンジの色が混ざり、温かさが出てきます。

 

LEDのシーリングライトには、昼白色にも電球色にも変えられるものがありますが、

その機能は、リビング用・個室用の全てのシーリングライトに入れて欲しいです。

 

**

 

ちなみに、上の部屋の昼間は、こんな感じです。

[ 70代の家リノベーション・上高田の家(R) 3階の寝室(昼) ]

 

床は杉板。

そこに反射した光が、目には 電球色のように、温かさを感じます。

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