久しぶりに街歩きの記事です。今回は日本橋あたり。イラストレーター
の展示を見てからぶらぶら歩きました。
いきなりこんな建物!
60年や70年経ってそうです。よく残っているんですね。
もはやこの建物自体がアートです。こういう外壁の組合せ、建築では作ろうとしても出せない。
もう使われる事がないだろう屋根の上の物干しのさびた鉄骨の構造体は、神が降りる神聖な場所にすら思えてしまいます。
これも、意図してこんな外壁塗装をしたのなら、これ自体アート作品!
見とれてしまいます。1階店舗のフロントデザインもまた、好き。
しかし日本橋で、プロパンガスって、まだあるんだ。。
昭和の正しいモダンデザインのオフィスビル。オフィスビル!って感じがしていいですよね。
外壁の色が好きだな。
これは神社の建物です。
小さな神社で、本殿の奥に写真の3階建のような部分があります。社務所なのでしょうか。
2階の窓から出て使う階段に心揺さぶられます(笑
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日本橋界隈、小さな神社がたくさんあります。見ていると結構お参りする人がいるんですね。大きな神社は神聖でいいけれど、こういう小さくても身近な存在である神社もいいですね。
こんな昭和な空間の一画がありました。
その中には、昔の商店のデザインのままの建物がありました。
すごいな~
私は、こういうレンガ色というか茶色といかうすいピンクというか、そういう色に古のビルには特に惹かれます。今回の写真を見返してもよ~くそれがわかります。
このビルもかわいらしい。階段がものすごく急でした。
1階に 江戸切子の店 華硝(はなしょう) が入っているビル。
今気が付きました!外壁のギザギザは切子の模様だ!
この水色の木製ドアがいいですね!とてもさわやか!真鍮のプレートや金物類が渋い。
私は木のドアにも異常に反応します(笑 とりあず写真を撮りたくなります。
このビルは好きです。1階は外部含め改修してると思いますが、1階の外壁が黒、2階以上がレンガ色のタイル。落ち着きがあって渋くて好きです。
建物の入口は側面にあり、そのアプローチ部分がウッドデッキになっています。お隣との境には木の壁が建てれていて、いい雰囲気になっています。該当がペンダントというのもスゴイ。私には考え付かない。こういうのもありだな~と思います。
老舗の 割烹 安兵衛 が入るビル。一番最初の木造の建物もそうですが、外壁が いろんな素材を貼り付けた(コラージュ)したようなのは、好きなんです。もちろん品良くまとまっていないとダメですが。(一番最初の木造は、個人的はOKです)
割烹料理店の和の雰囲気を残しつつモダンにデザインされていて、とてもいいと思います。
最後は、福徳神社。 コレド室町の北側にあります。
徳川家康に気に入られた神社だそう。コレド室町の建築による再開発でここに再建されたそうです。
「宝くじの当選祈願に訪れる人も多い」神社との事。
ともかくキレイ!まさに都心の神社。今年2回目の参拝でした。
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これで終わりです。
江戸時代から続く日本の中心地。どんどんビルは建て替わり、新しい高層ビルで埋められています。でもそれらにまったく興味が湧かない。見ても「きれいだね~すごいね=」と思ってもそれ以上心が動きません。
それに比べ、昭和のビル達のなんと個性的で温かいことでしょう。そりゃあ性能はとても現在の物と比較できません。もちろん手を加え改修は必要だけど、こんなビルだったらここで仕事したいな~と思うんです。
日本橋に限らず、まだまだしぶとく残る東京の昭和のビル達を、また記録したいと思います。