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住宅の未来

Shinjyuku

新宿・ヨドバシカメラに寄ってきました。
今年になって続々発売されている デジタル一眼レフカメラ を見たかったから。
だけど、気になったのは、カメラ売り場の活気の無さ。
さらにパソコン売り場も。

パソコンに関しては、多くの人にとって必要な事は
スマホやタブレットで用が済んでしまうのだろうから
特にPCに対する購買意欲の高まりはなくなってしまったのかもしれません。
同様に、デジカメも スマホで十分 となり
一般向けのデジカメは明らかに数も量もなくなり
高機能化したデジカメと一眼レフカメラで「かろうじて・・」という状況。

あきらかに、生活者の指向=欲望の流れ は変わってしまったんだという事を
ひしひしと感じました。

Green_door
【近所の、感じのいい家。ミドリ色の玄関ドアに惹かれます。】

ますます変わっていく世の中、人々の価値、生活・・・。

でも、どこかに住む という事はずっと変わらない事だけど、
『 住宅 』 というものの形や価値は、今とどう変わるのでしょう。。

エネルギー・環境 という部分でますます変化していくでしょうから、
その効率化を『うたい文句』として、住宅は さらに システム化 するのかもしれません。

自動車やデジカメやPCにたいする欲求が減ってきたように
『 住宅 』 に対する欲求も減っていくのでしょうか・・・?

となると、低価格化 に全体が向かうのか??

米を研いだり かつおぶしを削ったり
はたきをかけたり 床を雑巾がけしたり
そんな、【 暮しの手間 】 がどんどんなくなっていき
知る人もいなくなり
必要な事は全部スマホで済んで
・・・

『 住宅 』 はカプセルハウスみたいなものでよくなってしまうのでしょうか。。

**

私には、そうゆう 住宅の未来 を描く事ができません。

いろいろな事がどんどん変わっていくならば、
むしろ 『 住宅 』 は変わらないほうがいいんじゃないか
とさえ思います。
『 手間が掛る 』 事が、
人間らしさの感覚を維持できる事なんじゃないかと。。

 

もしかすると未来には、

そうゆう住宅が セレブの必須条件だったりして・・・


 
なんて事は、、ないでしょうね。。

 

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コメント一覧

しだ
Suさん
ずいぶん良く言っていただいて、ありがとうございます!^^

人 と 暮し と 建築 と・・・ 大好きです。


>いつかもう一軒・・・

ありがとうございます! 
いつか! ^^ 
Su
ほんとにしださん、いつもすごい。なんでちょっと...
しださんは建築も好きだけど、たぶん、人や暮らしが好きなんですね。そういう専門家が建ててくれるおうちはきっと暮らしやすいだろうなぁといつもうらやましく思います。いつかもう一軒、あったかいところに建てることがあったら、迷わずしださんに相談すると思います。そのときにはよろしくお願いしますネ (^^)
しだ
Suさん
いい話がいっぱい入ったコメント・・・ありがとうございます。^^

『そういう「お気に入り」に囲まれて暮らすのっていいですよね!』

はい、そうゆう暮し・・・いいですね!幸せですね!


Suさんの話から、Suさんの「基準」って

  【かけがえのない、家族のようなモノ】
   
= 【手間がかかるけど、 愛おしいモノ】

= 【ちょっと気を使うけど 大切にしたいモノ】

ですね。
モノへの愛情は、家族への愛情と同じです。
選ぶ事、使う事 を大切にされているんですね。

モノだって、人と同じなんだと思います。
感情も、血もないけれど、
傷付けられれば痛いし 悲しいし、
なでられ 愛されれば うれしい・・・  はず。
だからこそ、
モノとの関係を安易に考えてはいけないと思うのです。

「これは!」と思うモノと、試行錯誤しながら 良い関係を築いていく

人との関係といっしょですね。
その試行錯誤が・・・
茶碗の「わっか」印だったり、へこんだ傷だったり・・・。
でもそれが、思い出だったり、何か物語があったり しますよね。
それがあるからこそ、愛おしくなるんだと思います。

さらっとした関係には、何も心ときめませんし、温かくなりません。

Suさんの家・・・ 物語がたくさんできそうですね!^^
Su
しださん、こんにちは。すごく共感するところがあ...
手間がかかることこそが、愛着がわくことなんだと思うんです。それで「ちょっと気を使うこと」が「人らしく生きること」につながるような気がするんです。

うちのテーブル、結婚したときに買った無垢の木なの。熱いお湯の入った湯のみをそのまま置いてしまったら、すぐに輪じみができてしまいます。だから熱いものを置くときにちょっと布のコースターを敷きます。何かこぼしたらすぐに拭かなくちゃならないし、大掃除のときにはミツロウを塗って、何年かに一度はやすりをかけて…。固いものをぶつけたらへこむから、物はそっとおくようにするし…。

たぶん、もっと気にせず、がさつに使っても大丈夫なテーブルも世の中にいっぱいあるんだけど、それではイヤ。「ちょっと気を使ってあげる」ことが愛しさにつながるような気がするの。何にも気にしないで適当に使い倒すテーブルはただの「家具、道具」だけど、手間のかかるうちのテーブルは「家族」っていったら変かな、うーん、なんだろう?「かけがえのない、長いつきあいの、お気に入りの、うちのテーブル」みたいな感じかしら。

そういう「お気に入り」に囲まれて暮らすのっていいですよね!たぶん、しださんならわかってくれるような気がしてちょっと書いてみました。
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