OLYMPUS E-520 仕上がり：VIVID +0.3補正
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3/11から17日経ちました。
東京では、まあまあ変わらない日常です。
根本的に前と後で 「そんなに変わらない」 人もいるだろうし、「表面上変わらない」 人もいるだろうし、「不安でいたたまれない」 人もいるでしょう。
「あれはいったいなんだったんだ。。」と思うほどに、ガソリン不足は解消しています。スーパーなどの店で食品不足は、あるといえばあるけれど、でも特別 なくて困る 状態ではありません。
放射能への心配、不安・・・ 個人的には、これが一番問題です。電力不足よりも。。
東京に限っての話だけど、、 一番の打撃は、計画停電 じゃないかと思います。
ただ、これは、逆に 「よかった事」 なんじゃないかな、という気がします。もちろん、「停電が死活問題」の人もいるわけで、そうゆう意味では不謹慎とは思います。ただ、今回の 「大地震」「大津波」「原子力発電」という３大テーマに加え４大テーマとして「停電」を加えてもいいんじゃないかと思います。
「大地震」「大津波」については、仕事にも関係する事で、いずれ、まとめたいと思います。
「原子力発電」については、言いたい事は山のようにあるけれど、今は止めておきます。最前線の人達の命がけ（・・いや、命を捨てて）の仕事に、ただただ感謝し、なんとか 難しい状態 を修復して欲しい と願うばかりです。ただ、、この事故は、「人災」です。私達は、現場の作業の動向 と 東電と政府の動向 を冷静に監視しなければいけないという事は確かです。
そして「停電」。
これは本当に申し訳ないというか、東京２３区は今のところ停電にはなっていません。ですが、「節電」は至る所で実施されていて、店舗の照明はかなり「必要最低限」とされ、駅舎や街灯など公共施設も照明をつけない部分が多く、・・・
東京の夜は暗い
のです。最初は・・ 「あ～暗いな～。。 寂しいな～。。」と思いましたが、、慣れれば、「こんな感じでもいけるじゃない」と思うようになりました。
今まで、これ見よがしに・・・ 少しでも目立つために・・・ 電気を浪費してきたんだな～ という事に気づかされたのです。暖房にしたって、「無し」でも結構ダイジョブです。さすがに「まったく無し」ではガマンしきれなくなる時もありますが、まあ工夫しながら、離れる時には スイッチをOFFにして と、やりくりしながらやっていけるものです。
地震後、仕事していて、エアコンの暖房を入れたのは１回だけ。服を重ね着し、首に巻いて、ペットボトルにお湯を入れ湯たんぽとし、、なんとかやってこれました。さすがにここ数日は、足元だけは、電気で温めていますが。。
（熱湯を何度も入れられ変形しながらも活躍してくれた「お～い お茶」・・・感謝）
今回の大震災により、いろいろな事に私達は気づかされました。エネルギーの事、生活の事、人とのつながりの事、（空気や水や食べ物など含め）安全・安心がどう成り立っているかという事、そして、当たり前に暮らせる事がどれだけ幸せかという事。。
これから、エネルギー問題を始め、いろいろな事のあり方を考えなおさなければいけません。われわれ建築に関わる者にとっても、大きな転換の時 となりました。
これから作る住宅は・・・・ これから作る建築は・・・ こから作る都市デザインは・・・
どんな形になっていくか楽しみです。建築に関わらず、全ての事が、、システムが 「 再設計 」 される必要があります。
Re Design
それは、ひとりひとりの生活、そして 意識 においても必要です。
空気をすい、水を飲み、ごはんを食べ、家族がいて、住む家があり、あたたかい風呂に入り、ふとんでゆっくり眠る事、、蛇口をひねれば水が出て、スイッチを入れれば明かりが灯り、電車やバスや車で通勤・通学・移動し、整備された道路や線路・規則正しく変わる信号、、、などなど
どれもが当たりまえ だったけど、それができる事がどれだけ幸せな事か、、、その幸せをしっかりと噛みしめる事から始まります。
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ずっと寒い日が続きましたが、今日は、本来の春の時期を思わせる陽気でした。気が付けば、線路脇に 菜の花の群生が花を咲かせていました。 東京も、もうすぐ桜が咲き始めます。
