尼さん漢方医心と身体のお話

法華宗本国寺の住職とA級国際中医師である私の心の持ち方や、

元気に生きるための、お話です。

*珍珠。

2014-04-12 02:24:49 | 雅諒のささやかなお話。


八重桜。              フリージア。            木香ばら。      南国は花の季節です。
合掌
  珍珠とは、真珠のことです。

 皆さんも、子供の夜泣きに、ヒヤキオーガンとか、御存じでしょう。中に入ってます。


  *真珠は、安神定驚、清熱解毒、収斂生肌。

      いわゆる漢方の精神安定剤です。

    他にも

       *胃酸の中和。

       *抗ヒスタミン作用。

       *抗アナキフラシー作用。

       *皮膚では、黄色ブドウ球菌に、抑制作用。

   
   精神的ストレスからの、胃潰瘍や、血圧にも、私は使います。じんましん、アトピーなどにも使います。

     化粧水に入れても、美肌にいいんです。



   ところで、漢方⦅中医学⦆では、

     健康状態を示す、、、陰平陽秘(いんぺいようひ)、、、という言葉があります。


   たとえるなら、

     車のエンジンが、順調に廻って、冷却もうまく行って走行しているような感じでしょうか。

     又、副交感神経と、交感神経が正しく、バランス良く働いている状態とも言えます。

  
   真珠は

      陰虚といって、冷やす能力が落ち、陽が暴走しているようなのに使い、

      冷やす能力を、補って、陽の行き過ぎを抑えます。


   今、ドライアイ、ドライマウスとかよく聞きますよね。、、漢方では、陰虚と考えます。



    近頃は、身体の方だけでなく、心の方も、陰平陽秘のようにいかない人が多いですね。



   私も、こころがけて、


    情熱と理性が調和した、、、陰平陽秘な人、、、になりたいと思います。

   
    再拝


   
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