尼さん漢方医心と身体のお話

法華宗本国寺の住職とA級国際中医師である私の心の持ち方や、

元気に生きるための、お話です。

*母の力。

2015-03-09 04:36:43 | 雅諒のささやかなお話。


 合掌

  もうすぐ、母の七回忌が来ます。


 亡くなって、一日も母のこと忘れる日は有りません。



    というより、生きている時より、いつも見守ってくれている気がいたします。


  
 全く、悪い事やずるいことなんて考えたりしたりできない、そういう気がします。



    もちろん、私の母は、生きている時も、ずい分、怖い母、厳しい母でした。



 生きている時は、はっきり言って、優しい母と思ったことはないくらい、厳しく、怖いけれど、頼りになる母でした。



  困った時は必ず何とかしてくれる、助けてくれる母でした。



 最後まで、いけないことはダメと言い、良いことは、応援してくれる母でした。




   母の力って何でしょう?




 とにかく、夫や子を思い、一日一日の努力の積み重ねの結果なのです。




   とにかく、私の母は、私のことを良~く見ていました。



  遠くから、近くから、真近で、ずっ~と、私の事を見守っていました。



  人として、子としてちゃんとしているかどうか、見張っていました。




     私はいつも、人を植木鉢の花に喩えますが、



  とにかく、見守り、世話をし、水をやり、肥料をやり、日を当て、風を通し、はじめて、立派な花を咲かすことができるのです。





      どの子供も、両親だったり、片親だったり、代わりの人だったりはするけれど、



  お世話されて、叱られて、愛されて、大きく育ち、花を咲かすのです。





     ご飯を炊き、お味噌汁を作り、玉子焼きを焼き、御馳走でなくとも、野菜炒め、煮もの、カレー、焼き魚、



  手作りのものを、子供に食べさせることは、もちろん、経済的にも、惣菜やお弁当を買うよりかかりませんが、




  とにかく、私の見る限り、




  母の味、その家の味を作ることで、子供は非行に走りません。




     近頃、世間では、少年が、悲しい目にあったり、酷いことを起こしたり、毎日のように




  どうしてと思うことが起こっています。




     政治家や教育者は、学校や先生の事を何とかしなくてはと言ってますが、




  何んといっても、根本は、家庭であり、親だと思うのです。




    つまるところ、母の力だと思うのです。



  そして、そして、根本の根本は、母の料理、食べさせることだと思います。




    ご馳走でなくとも、おっぱいから始まり、毎日、朝、晩、、朝、晩、の繰り返しです。



  子供や家族の栄養、健康を考えての繰り返しです。




    私もそうして育てられました。



  いつもより、遅く帰ると、どうしてか?



  いつもより、暗い顔をしていると、どうしてか?



  いつもより、ご飯を食べないと、どうしてか?




    毎日、~、母は、子どもを見守りつ続け、何を考えているのか、ちゃんとしているのか、



  誰より信じられる子供に育てていくのです。




     それにはやはり、母の強い意志が必要です。



  
   自分の子供を守り、ちゃんと一人前に育てるという、強い意志の積み重ねです。




   優しく、粘り強い毎日の積み重ねです。





  心を込めて、愛情を込めて、一番基本の食のところから、積み重ねましょう。




   そして、




   いけないことをはっきりいけないと言い、良いことをしっかり応援いたしましょう。





       必ず、、、母の力は、実ります!!





       再拝




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