尼さん漢方医心と身体のお話

法華宗本国寺の住職とA級国際中医師である私の心の持ち方や、

元気に生きるための、お話です。

*漢方薬との出会い。-II

2014-03-03 02:22:35 | 雅諒のささやかなお話。


合掌
   ちょうどその後、ツムラが漢方薬の顆粒を出しました。それに伴い、ツムラは医師に向けて漢方を基礎から勉強してもらおうと

 しました。毎月、生薬の花や原植物の紹介から、「 薬微 」など、漢文の本をラジオ講座で解説したり、おかげで、私はとても

 基礎から勉強させて頂きました。その後、ツムラはそういう事を止めてしまうのですが、残念な事です。

  小児科の先生が、自分の子供の喘息が治ったからと、小柴胡湯( ショウサイコトウ )の処方箋をだされました。

 お恥ずかしい話、初めて読んだ時、コシバコトウ、と読んだくらい、漢方は初心者でした。それから、周りの先生方がツムラの漢方を

 出されるようになり、私に、多々、質問されるようになり、さらに、勉強させて頂きました。

   その後、結婚して、そして、離婚し、川内に戻り、病院に勤めました。

 狭い調剤室で換気が悪く、新薬を浴び、かぶれてしまいました。それを直すのに、いろいろ薬をのみ、最後、ステロイドまでのんで、

 どうしょうもなくなり、又、漢方の勉強を始めました。

   なんとか、身体を悪くしないで病気をよくする事はできないかと、本当に自分の身体の事も含めて、考えました。そうしていると

 病院で新薬を患者さんにお渡しするのが、自分にウソをついているようで、自分自身いやでいやで仕方なくなりました。

  ずい分、考えていたより早かったのですが、数えで33歳の時、漢方薬専門の薬局を開局しました。

  なんと、その年齢は、私と暦が全く同じで、60歳違う、私の祖母が、壽量菩薩様のお導きにより、病気の人達を助けることを

 始めた年齢でした。
   
    全ての事が、仏様のお導き、壽量菩薩様のお導きとしかおもえません。

  これからも、本当に良いお薬で、一人でも多くの病気の方良くするお手伝いをできるよう精進したいと思います。

 

     再拝


 本門八品  上行所伝  本因下種  南無妙法蓮華経  本国寺  雅諒    



   


*漢方薬との出会い。

2014-03-01 03:02:49 | 雅諒のささやかなお話。


合掌
  実は、私の患者さんが、私と漢方との出会いとかも知りたいとおっしゃるので、今回、書かせて頂くことにしました。

   本当のところ、大学在学中は、漢方には全く興味無し,、、大体,効くとも思っていませんでした。、、、ほんとに、無知、バカでした! 

  大学を卒業して、調剤薬局で働いていた時、腎炎になり、沢山の抗生剤を処方され、服用しました。

 その結果、全身発疹して、通勤のバスの中で倒れるほどの薬剤性肝炎になってしまいました。ちょうど、その時、私は

 婚約中で、相手は、医学生でしたので、このまま服用すると死んでしまうと、薬の服用を止めさせました。

  困った私は、大学の生薬学の教科書を必死で調べました。

 ウソみたいな話ですが、私の勤めていた所の隣はなんと、生薬専門の薬店だったのです。、、今から思うに、仏様のお計らいでした。

  調べて、ウワウルシという生薬を買いました。そして、藁をもつかむ気持ちで煎じてのみました。なんと、日に日に良くなり、

 一週間ほどで治りました。正直、、へえーっていう感じで、なんだか、とにかく、とってもびっくりしました。


                               もう少し、お付き合いください、、、続く>>



   ウワウルシ、、、尿防腐薬、、コケモモ ( ビルベリー)に良く似ているがコケモモとは異種。

         実は厳密にいうとこれって漢方薬ではありません。西洋の生薬です。 



   本門八品  上行所伝  本因下種  南無妙法蓮華経   本国寺  雅諒