Brush US UP!!

教育をメインに、自分にも読者にも問いかけるブログ!
自分も生徒も共育!
社会の変革期、一緒に考えましょう!

リモート模擬面接その2~私にできること、私が得意なこと~

2020年06月09日 | 日記
今日もリモート模擬面接。
今回は教育業界1社と、特殊な業界1社。
聞かれそうなことが全然違うので、2本やりました。


彼女は話し方がとても上手で、発表に慣れている。
最初、1社目の出だし5分くらい、本当に上手いなーと思って聞いていました。
立て板に水とは、このことか!と。


ただ、進めていくうちに、物足りなさを感じ始めました。
理由は、当たり障りのない漠然とした言葉を使っていること。
具体的な興味をそそるような言葉が出てこないのです。
何か1つでも、「興味を引くキーワード」があれば、全然印象が違うのに!!


そして、まだまだ業界を、企業を、深掘りしきれてない!!
だから核心に迫るような話も出てこない!!
質問をした相手が「この深さまできてほしいな」って考えているところより浅い所で止まる。
いやいや、そうじゃない。
こちらを「ほほう!」と唸らせるような切り口やエピソードが欲しいところ!!
「この深さ」という予想を超える深さまで掘ってくれたら、俄然、採用したくなるはず。


面接官役をしていて、やはり感じるのは、ブランディング、ラベリングの大切さ。
初対面でも、一貫性のあるラベリングは、印象に残る。
30分の面接の中に、いくつも違うラベルが貼られていたら、どれも印象に残らない。
それはつまり、その人が印象に残らないってこと。
ラベリングは、多くなくていい。1つか2つあればいい。
就活の軸、考え方の軸など、様々な軸があるが、ラベリングにも軸がほしい。


そして、彼女に身につけてほしいのは、「その企業が欲しい人材」という視点。
その業界だったらどういう視点が必要か。ということ。
それぞれの業種、企業によって、欲しい回答は違うんだよってこと。
社会問題について聞かれた時に、その企業の活動や特徴とうまくリンクさせて答えていきたいところ。
そこに独自の視点や経験を組み合わせられたら、評価は高い。


そんなことを感じる練習となりました。
前回の彼の面接練習と合わせて、
自分は「面接官」ではなく、「模擬面接官」に向いていると感じています。


なぜか。大きく3点。


①ホームページなどで調べた企業理念やメッセージ、業界の現状や世の中の情勢から想像できる「その企業が求める人材」と、
「志望者がアピールする自分の姿」のマッチ度合いを分析、指摘できる。

②具体的な質問を通して、考えが曖昧な部分をキャッチでき、突っ込める。
また、その曖昧な考えを改善するため、多角的な視点で効果的なフィードバックができる。

③その人自身も見えていない、その人の良さや考え方、価値観などを言語化できる。
深掘りすることによって、その人らしさを司る、他人とは違う特別な部分を顕在化させられる。


何よりも、模擬面接、やってて楽しいんですよね。
画面の向こう側ではかなり緊張しているようですが。笑
緊張するのは当たり前です。
知り合いに練習される方が嫌だ!って人、けっこう多いみたいです。


だからこそ、緊張するのがわかってて、
それでも私の呼びかけに反応して、お願いしてきた生徒たちは、
本当に勇気があります。すごいです!
本気なんだと思います。
当然、こっちも本気で準備するし、本気で向き合うし、本気で考える。


忙しい就活の合間の貴重な時間。
こちらも価値を提供しなければ、申し訳ない。
元教え子とはいえ、そんな緊張感を持って真摯に向き合うことができています。


そのうち、趣味「模擬面接官」になるかもしれませんね。笑


コメントを投稿