以前、「こどもの習い事、何をやらせるべきか??」
というお題で2本の記事を書きました。コチラ↓↓
①子どもの習い事、何をやらせたらいい??何をやらせたい??その1
②子どもの習い事、何をやらせたらいい??何をやらせたい??その2
私の経験をもとに、これは役に立った!というものを紹介したのですが、おかげさまで好評でした!
次はこれを!と思ってたネタです。
私は小4から高3まで野球を9年間。
そして大学1年から現在まで、10年以上バドミントンをやっています。
この2つはかなり対照的な競技です。
対比しながら、野球で身についた力、バドミントンで身についた力について書いていきます。
まずは、野球。
ご存知9人で行うチームスポーツです。
小学校の頃はキャプテンもやっていて、中学校まではチームに必要とされる選手でした。
練習でも試合でもよく通る声を出して、チームを盛り上げる、そんなキャラクター。
ポジションも、キャッチャー、ピッチャー、ショート、サード、いろいろやったことで、
チームには様々な役割があることに気づき、チームメイトの性格とか考え方とか、
自分とは違う考え方を持つ他者のことを自然に考えられるようになりました。
また、先輩や後輩との関係、指導者との関係もやはりしっかりしており、
礼儀や忍耐、上下関係とそれに伴うマナーや暗黙の了解なども自然に学んでいたのでしょう。
野球は天気によって、待たなければならないスポーツです。
それから、自分のところに必ずボールが飛んでくるわけではありません。
そして1試合にかかる時間は2時間くらい。その間にバッターボックスに立つのは4回ほど。
よく、野球は準備のスポーツと言われますが、その準備の大切さを教えてもらえたと感じています。
そしてここからが、野球をやってて最も良かったと思うこと。
それは、「チームの盛り上げ方、やる気の出る声掛けを学べたこと」です。
野球部って、特有のノリの良さがあると思ったこと、ありませんか??
野球が他の競技と一番の違うところは、チームメイトを応援している時間が長いこと。
バッティング練習では1球打ったら、10秒くらいは間が空きます。
守備練習も、他のポジションに声をかけてるだけの時間があります。
そして辛い辛い冬の体力練習では、みんなで一丸となって肉体を追い込みます。
だからこそ、みんなで声を掛け合って、少しでも楽しく、チームメイトが頑張れるように。
そういうマインドで練習するのが当たり前なところがあって、
ちょっと大げさに褒めたり、ヤジったり、みんなでそいつのプレーを楽しもうとする雰囲気があるんですね。
それに気づいたのが、大学でバドミントンを始めて1年ほど経った時。
周囲はほぼ経験者な中、初心者として入部した私も、なんとか少しは打てるようになってきた頃でした。
コートに入ってる人に対して声をかけて応援するとき
「おいおーい!それは取れるでしょ!」
「これを沈めて、右足を蹴る!そう!いいぞっ!!」
「○○(部員の名前)、自分の殻を破れー!!速く、もっと速く!そして高く!!」
先輩からふと、「お前、人をやる気にさせるの上手いなー、すげー盛り上がるし!!」
と言われたのですが、私にとっては当たり前の声掛け。
その練習、辛い練習を少しでも楽しく前向きにみんなで頑張るための工夫でした。
ただ、ずーっとバドミントン畑だった人たちにはだいぶ新鮮だったようで、
これがきっかけとなり、徐々に自分が野球部で学んだこのマインドに感謝することになります。
さてさて、そんなバドミントンを始めた私ですが、
他にも野球との違いに驚くことはたくさんありました。
まずは待ち時間の短さ、練習効率の高さ。
野球は危ないので、練習の時にもボールは少ないです。みんなで1つのボールに集中。
バドミントンはノックなんか特にポンポン出てきて、30秒で何球打たせるの?
野球だと試合でも基本的に1つのプレーで1回ボールを処理するだけだけど、
バドミントンはラリーが切れるまでずっと。
そして、個人スポーツだからすべて自己責任。
野球だと自分が打ってもチームが負けることはたくさんあって、
無意識に心のどこかで「今日は俺、打ったし」と責任転嫁しているところがあった。
バドミントンをやったことで、自分がいかに甘かったかを思い知らされた。
自分がやればやっただけ成果が出るし、サボればサボっただけツケが回ってくる。
個人競技って、甘くない。
野球の時にももっともっと、自分にできることを突き詰めるべきだったんだな、って気づけました。
だいぶ後悔。
だから高校で結果を残せなかったんだよね。
そして、バドミントンで身につけた最も重要な力。
これはバドミントンだからって訳じゃなく、環境の話なんだけど、
コーチや監督がいない中で、自分を自分で指導する力。これが身に付きました。
自分のプレーをビデオに撮って、ダメなところ洗い出して、
「こうやったら上手くいくかな?」って仮説を立てて、
トライ&エラーの繰り返しで、自分の不甲斐なさと正面から向き合って課題を改善してきました。
それは社会人になった今も続いていて。
週1、多くても週2の練習しかしてない中でも、毎回のように上達を感じられてるのは、
毎回の練習に目標を立てて、「こうしたら良くなるだろう」って仮説をいくつも持って練習に向かうから。
ただがむしゃらに練習するのではなく、仮説から検証、改善までを繰り返して上手になってきました。
で、この力は部活の顧問として、自分がやったことない部活を教えるのに、とーっても役立っています。
初心者から、1からやったバドミントンの経験が、そっくりそのまま、他の競技にも。
自分のダメなところと向き合った経験があるからこそ、
できない選手は、なぜそれができないか。
原因を考え、対策を講じ、練習を提案し、改善していく。
そういう思考回路とスポーツを見る目が養われました。
もちろん、野球部で培ったマインドも、生徒のやる気を引き出す上でものすごく生きています。
クラス運営にも、部活の指導にも。
生徒をよくよく観察して、どんな価値観だから、どんな言葉でやる気を喚起するか。
そこは私の得意分野です。
その生徒の立場に立って、寄り添って、やる気にさせる。
こうやって振り返ってみるとやっぱり、部活がいちばん自分を作ってる。
一生懸命に取り組んできたもんなぁ。
一生懸命にやってきて、良かったよなぁ。
というお題で2本の記事を書きました。コチラ↓↓
①子どもの習い事、何をやらせたらいい??何をやらせたい??その1
②子どもの習い事、何をやらせたらいい??何をやらせたい??その2
私の経験をもとに、これは役に立った!というものを紹介したのですが、おかげさまで好評でした!
次はこれを!と思ってたネタです。
私は小4から高3まで野球を9年間。
そして大学1年から現在まで、10年以上バドミントンをやっています。
この2つはかなり対照的な競技です。
対比しながら、野球で身についた力、バドミントンで身についた力について書いていきます。
まずは、野球。
ご存知9人で行うチームスポーツです。
小学校の頃はキャプテンもやっていて、中学校まではチームに必要とされる選手でした。
練習でも試合でもよく通る声を出して、チームを盛り上げる、そんなキャラクター。
ポジションも、キャッチャー、ピッチャー、ショート、サード、いろいろやったことで、
チームには様々な役割があることに気づき、チームメイトの性格とか考え方とか、
自分とは違う考え方を持つ他者のことを自然に考えられるようになりました。
また、先輩や後輩との関係、指導者との関係もやはりしっかりしており、
礼儀や忍耐、上下関係とそれに伴うマナーや暗黙の了解なども自然に学んでいたのでしょう。
野球は天気によって、待たなければならないスポーツです。
それから、自分のところに必ずボールが飛んでくるわけではありません。
そして1試合にかかる時間は2時間くらい。その間にバッターボックスに立つのは4回ほど。
よく、野球は準備のスポーツと言われますが、その準備の大切さを教えてもらえたと感じています。
そしてここからが、野球をやってて最も良かったと思うこと。
それは、「チームの盛り上げ方、やる気の出る声掛けを学べたこと」です。
野球部って、特有のノリの良さがあると思ったこと、ありませんか??
野球が他の競技と一番の違うところは、チームメイトを応援している時間が長いこと。
バッティング練習では1球打ったら、10秒くらいは間が空きます。
守備練習も、他のポジションに声をかけてるだけの時間があります。
そして辛い辛い冬の体力練習では、みんなで一丸となって肉体を追い込みます。
だからこそ、みんなで声を掛け合って、少しでも楽しく、チームメイトが頑張れるように。
そういうマインドで練習するのが当たり前なところがあって、
ちょっと大げさに褒めたり、ヤジったり、みんなでそいつのプレーを楽しもうとする雰囲気があるんですね。
それに気づいたのが、大学でバドミントンを始めて1年ほど経った時。
周囲はほぼ経験者な中、初心者として入部した私も、なんとか少しは打てるようになってきた頃でした。
コートに入ってる人に対して声をかけて応援するとき
「おいおーい!それは取れるでしょ!」
「これを沈めて、右足を蹴る!そう!いいぞっ!!」
「○○(部員の名前)、自分の殻を破れー!!速く、もっと速く!そして高く!!」
先輩からふと、「お前、人をやる気にさせるの上手いなー、すげー盛り上がるし!!」
と言われたのですが、私にとっては当たり前の声掛け。
その練習、辛い練習を少しでも楽しく前向きにみんなで頑張るための工夫でした。
ただ、ずーっとバドミントン畑だった人たちにはだいぶ新鮮だったようで、
これがきっかけとなり、徐々に自分が野球部で学んだこのマインドに感謝することになります。
さてさて、そんなバドミントンを始めた私ですが、
他にも野球との違いに驚くことはたくさんありました。
まずは待ち時間の短さ、練習効率の高さ。
野球は危ないので、練習の時にもボールは少ないです。みんなで1つのボールに集中。
バドミントンはノックなんか特にポンポン出てきて、30秒で何球打たせるの?
野球だと試合でも基本的に1つのプレーで1回ボールを処理するだけだけど、
バドミントンはラリーが切れるまでずっと。
そして、個人スポーツだからすべて自己責任。
野球だと自分が打ってもチームが負けることはたくさんあって、
無意識に心のどこかで「今日は俺、打ったし」と責任転嫁しているところがあった。
バドミントンをやったことで、自分がいかに甘かったかを思い知らされた。
自分がやればやっただけ成果が出るし、サボればサボっただけツケが回ってくる。
個人競技って、甘くない。
野球の時にももっともっと、自分にできることを突き詰めるべきだったんだな、って気づけました。
だいぶ後悔。
だから高校で結果を残せなかったんだよね。
そして、バドミントンで身につけた最も重要な力。
これはバドミントンだからって訳じゃなく、環境の話なんだけど、
コーチや監督がいない中で、自分を自分で指導する力。これが身に付きました。
自分のプレーをビデオに撮って、ダメなところ洗い出して、
「こうやったら上手くいくかな?」って仮説を立てて、
トライ&エラーの繰り返しで、自分の不甲斐なさと正面から向き合って課題を改善してきました。
それは社会人になった今も続いていて。
週1、多くても週2の練習しかしてない中でも、毎回のように上達を感じられてるのは、
毎回の練習に目標を立てて、「こうしたら良くなるだろう」って仮説をいくつも持って練習に向かうから。
ただがむしゃらに練習するのではなく、仮説から検証、改善までを繰り返して上手になってきました。
で、この力は部活の顧問として、自分がやったことない部活を教えるのに、とーっても役立っています。
初心者から、1からやったバドミントンの経験が、そっくりそのまま、他の競技にも。
自分のダメなところと向き合った経験があるからこそ、
できない選手は、なぜそれができないか。
原因を考え、対策を講じ、練習を提案し、改善していく。
そういう思考回路とスポーツを見る目が養われました。
もちろん、野球部で培ったマインドも、生徒のやる気を引き出す上でものすごく生きています。
クラス運営にも、部活の指導にも。
生徒をよくよく観察して、どんな価値観だから、どんな言葉でやる気を喚起するか。
そこは私の得意分野です。
その生徒の立場に立って、寄り添って、やる気にさせる。
こうやって振り返ってみるとやっぱり、部活がいちばん自分を作ってる。
一生懸命に取り組んできたもんなぁ。
一生懸命にやってきて、良かったよなぁ。
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