ストレートな悲しみ程、胸に突き刺さるもの

息子が赤い目をしてたまごっちの裏のネジを開けてくれって
頼むんだよね。何かあったんだなと思いながらも開けてやる。
電池を外して再度入れなおして操作してるがどうもダメなよう。
益々赤い目をしてドライバーを片付けた時に大粒の涙がポロンと落ちた。

たまごっちが動かなくなった時は電池を入れなおしたら直るって
友達に聞いたらしいけど、どうやら左ボタンが壊れてるよう。

ずっとたまごっちの中で育てていた『りくっち』を育てられなくなった。
ボタンが壊れたってことはこれ以上育てられないということで・・・
『りくっち』が死んだのだ。
彼がオレが入っているコタツにもぐりこんで足元で思いっきり泣いている。
どこへ行くときもずっと『りくっち』の世話をしながらで、
首には常にたまごっちが掛かっていたのを知っているから
気持ちがわかって声をかけ辛い。
たかがオモチャなんだけどね。胸がギュっとなった瞬間だったな。