妻の父が末期の肺ガンで余命わずか。
本人もそれを知ってる。
まだ60代の若さでだ。
1日だけ退院の許可がでて自宅で過ごす。
子供、孫、皆集まる。
また病院へ戻るまでのたった7時間、
惜しむようにかみしめるように
でも普通に普段通り過ごす。
息子は料理人なので腕を振るう。
特別な想いだったろう。
父は何日も食べ物を口にしてないのに
今日は料理を口にした。
自宅での最期の晩餐。
妻は父の爪を両手両足丁寧に切っていた。
オレは見ていられなかった。
母はときどき隣の部屋へ行って泣いているようだった。
孫たち6人はいつものようにおじいちゃんと写真を撮る。
夜、帰る時間。
オレは、『じゃまた』とだけ話した。
もう何日も笑うことをしなくなった父は
オレの顔をみて『黒いな』と言ってニヤリと笑ってくれた。
命の砂時計に砂を補充する方法を誰かしらないか。
本人もそれを知ってる。
まだ60代の若さでだ。
1日だけ退院の許可がでて自宅で過ごす。
子供、孫、皆集まる。
また病院へ戻るまでのたった7時間、
惜しむようにかみしめるように
でも普通に普段通り過ごす。
息子は料理人なので腕を振るう。
特別な想いだったろう。
父は何日も食べ物を口にしてないのに
今日は料理を口にした。
自宅での最期の晩餐。
妻は父の爪を両手両足丁寧に切っていた。
オレは見ていられなかった。
母はときどき隣の部屋へ行って泣いているようだった。
孫たち6人はいつものようにおじいちゃんと写真を撮る。
夜、帰る時間。
オレは、『じゃまた』とだけ話した。
もう何日も笑うことをしなくなった父は
オレの顔をみて『黒いな』と言ってニヤリと笑ってくれた。
命の砂時計に砂を補充する方法を誰かしらないか。
哀しいね。
でも、ほんと、命の長さは変えられなくても、
生きる心地よさは変えられると思うので、
本人にとって、最期をどのように迎えたいかを
話し合えるといいですね。
おばあちゃんは、有無を言わさず、
脳に転移したか薬の副作用で
おかしなことを言い出したからと、
モルヒネを一日中点滴されて、眠らされ
挨拶はできずに、でも苦しまずに、逝きました。
本人は、どのようにしたかったのか、今ではわかりません。。。