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星田オステオパシー

「ラブZ」を読んだ

10歳の頃、僕は「少年サンデー派」でありました。経歴としては「コロコロコミック」→「ボンボン」と来て・・ジャンプに行く前にサンデーだったわけですね。

いや~懐かしい!「さよなら三角」とか「なんか妖怪」とか「ダッシュ勝平」に「まことちゃん(恐竜編の頃でぜんぜんおもしろいとは思わなかったけど)」。

さて、そんな中でひときわ思い出に残っているのが「ラブZ」というマンガなんですよ!原作はあの小池一夫センセイってことで、少年漫画で猛烈な熱量の情念が語られるンですね。物語としては、ある女の子に片思いをしたまま死んでしまった主人公が成仏できずに女の子につきまとって・・いや、これが感動するんですよ。ポイントは主人公が生前つけていた日記で、それを女の子が手入れて、どれだけ自分が好かれていたのかを知って・・と言う流れ。
小学生時代には主人公が転生(と言っても現在生きている同じ年頃の男子に同化するという感じなんだけど)して、スキー場で再会を果たす!という瞬間までは強烈に覚えているのですが、そこからラストへの展開が全く記憶にないのです。

そのように気になっていた漫画・・なんと、アマゾンのキンドルアンリミテッド(読み放題)のラインナップに入っているのを発見しまして、早速ダウンロードして呼んでみました!

うう、今読み返しても主人公の片思い日記には泣かされます・・(現代では迷惑防止条例違反で即お縄の内容ですが)。
記憶にあった通り主人公が転生し、デブの男子と同化(このあたりも当時、名うての肥満児として生きていた僕には刺さってたんでしょうね)、そこからスキー場でダイエットに成功し(ちなみに記憶ではスキーで滑りまくっていたら痩せたと言うものだったけど実際は中国拳法の修行をして痩せてました)、ヒロインと再会!

ここまでは(途中80年代特有のグダグダはあるものの)、非常に引き込まれる展開です。そして再会後!

なるほど・・これは記憶から消去されていてもしょうがない。と言うか、きっと子供ながらにあまりのひどい展開についていけなくなったんでしょうね。霊界でのファンタジー冒険が始まるのでした。いらんよなぁ・・

そんな訳で、長年の謎が解けました。途中までは本当におもしろい(思い出補正が大きいと思われますが)ので、もしキンドルアンリミテッドに入ってるという人がいたら是非。

ちなみに、アマゾンでのレビューを見ていたら、上に書いたのと「全く同じ」体験をされている方がレビューを書かれていて笑いました。そこまで同じ経験をする人がいるとは・・
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