25年前に読んだ時も思ったんですけど・・・今回再読してみて
「やっぱり前作が傑作すぎて・・・残念ですが・・」
と言う感じでした。次の「ループ」まで行くと、オチらしきモノがつくんですけど・・・やっぱり
どうしてホラーをホラーのままにしておけなかったのか・・・
と言う気持ちが抑えられないですかねぇ。読んでて、もう後付感というか無理矢理感がすごくて・・・
同じ感想を25年前にも持ったんですけど、今回この「らせん」の最後に文庫版のあとがきってのがついてまして。「リング」の時には、もう勝手にとめどなく筆が進む感じで一気に書き上げたということだったのですが、この「らせん」は3年もかかる難産で・・という内容でした。
やっぱりね! 「リング」はこの世に生まれるべくして生まれたアイデア、誕生を運命づけられた物語でしたね。もう一度、どんな形でも良いから「高山竜司」に会いたい!という人なら読む価値あるかなぁ・・