予算を組む(支出をする)為に政府は国民から徴税するのだ、と認識している人がほとんどだろう。
しかしこれは誤りだ。
実は政府は予算を組むにあたって徴税する必要はないのである。
なぜなら政府は通貨を創出(発行)できるからだ。
我々が使っている日本円は全て日本政府及び日本銀行が発行したものだ。
そして政府は(あくまでも理論上は)通貨を無限に発行できる。
となると誰もが思うのが、
そもそも政府は無限に通貨を発行できるのに、
なぜわざわざ国民から税金をとるのか?という疑問である。
答えは通貨の価値を維持するためだ。
ものの価値というのは需要と供給量(流通量)で決まる。
流通量が多いほど価値は下がる。
金(ゴールド)やプラチナが高価なのはその希少性ゆえである。
政府が大量の通貨を発行し続ければ(そして市場に流通すれば)当然通貨の価値が下がる、つまりインフレになる。
そう、政府の徴税というのはインフレ(通貨価値の下落)を抑制するための手段なのだ。
もちろん徴税には他にも目的があるのだが。
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