イラク、シリアの混乱について色々なことを言う人がいますが、元々はカネ(利権)が欲しい国、組織が寄ってたかって混乱させたのですよ。ボランティアで戦争する国なんかいませんよ。最終的には全てカネ目当て。
社会が悪や不正義に対して断固たる措置を講じる機能を持つことは重要で、刑罰もその一つ。ただ、様々な弱さを持つのも社会の宿命。問題があれば抹殺、排除という短絡的な発想が横行するようでは、暗く寒い社会になってしまう。犯罪者も、死刑にならない限り、いずれ社会に戻る。処罰と更生は車の両輪。
自分の身近な人が犯罪の被害者になる可能性とともに、身近な人が犯罪を犯す、その疑いを受ける可能性もある。人は弱く、此岸と彼岸を行ったり来たり。どちらか一方に、常に身を置いていられるものではないという、無常観は必要ではないかな。
贈収賄で客観証拠重視といっても、領収書はないし、防犯カメラに映っているわけでもなく。従来型の捜査、立証を今後も続ける限り、いかにして供述を取るかにかからざるを得ない。無罪になった事件の捜査を単に叩くだけでなく、元々難しい、そこを出す捜査の、今後の在り方を考える必要があると思う。
権力は絶対的に腐敗する。贈収賄事件がきちんと立件できない社会は、確実に腐敗していく。捜査機関に対する厳しい批判とともに、その点への認識や、適正捜査による真相解明には何が必要か、という視点が不可欠だろう。
河合雅雄”兵庫県は北海道を除いてシカの数が最も多い。この原因の一つは、但馬牛用の草地開発にあったといえる。小さな草地が森の中にパッチ状に造られたような状態が、シカにとっては一番の好適環境だ。”科学に佇む書斎 sciencebook.blog110.fc2.com/blog-entry-163… 『動物たちの反乱』