ダイヤモンドダスト
冷え込んだ朝、空気中の水分が凍り、太陽の光りに照らされてキラキラとする現象です。
気象条件が揃わないとなかなか見ることができません。
これは先日の霧ヶ峰で撮影した
ダイヤモンドダストです。
カラマツ着いた霧氷、さらに奥の木々にも霧氷の着いたカラマツ、このようなカラマツの霧氷とダイヤモンドダストが一緒に見られるのは滅多にないそうです。ホント、ラッキーでした。
この日は、−16℃でした。
今回、宇都宮から遠征してドンピシャ見られだけでも幸運でした。
実は、息子が学生時代に松本に住んでいたので(今も住んでますが)、ダイヤモンドダストを求めて霧ヶ峰には何度も遠征していました。
だいたい霧ヶ峰の撮影ポイントでは、無風快晴で−15℃位で、ダイヤモンドダストが見られました。撮影は難しいです。
で、この気温でダイヤモンドダストが見られるのであれば、これよりもさらに冷え込む奥日光戦場ヶ原でも、ダイヤモンドダストが見られるはずではないか?と思い、戦場ヶ原でダイヤモンドダストの撮影に行くようになりました。
ダイヤモンドダストの画像は、圧倒的に霧ヶ峰は検索でヒットしますが、奥日光戦場ヶ原ではほとんどヒットしません。
そのくらい霧ヶ峰のダイヤモンドダストは有名です。
さて、霧ヶ峰と戦場ヶ原では、大きな違いがあります。
それは、戦場ヶ原には東側に男体山という高い山があり、日の出が遅くなるということです。
霧ヶ峰では、東に八ヶ岳がありますが結構離れているので日の出に影響は少なく、日の出とともに山々がモルゲンロートのオレンジ色のような景色になり、ダイヤモンドダストの現象が見られますが、戦場ヶ原では男体山から日が昇る頃には、モルゲンロートは終わっています。
その辺が、撮影していて違いを感じます。
それから、冷え込みは戦場ヶ原の方が霧ヶ峰より間違いなく冷え込みます。それは戦場ヶ原は盆地になっているからです。
しかし、湿度の関係でしょうか?戦場ヶ原は乾燥しているのか、−15℃位ではダイヤモンドダストは現れないです。
そこは、霧ヶ峰と違います。
霧ヶ峰では、この気温(−15℃)でも、条件さえ整えばダイヤモンドダストが出るんだと思います。
戦場ヶ原では、−20℃でもダイヤモンドダストが見られないこともありました。
ダイヤモンドダストには、湿度が大きく関わっているといわれているのはこのためだと思います。
でも、戦場ヶ原でダイヤモンドダストが見られるときは、無風快晴の放射冷却で冷え込んだときなので、戦場ヶ原のカラマツや白樺には必ず霧氷が着きます。これは戦場ヶ原でダイヤモンドダストを撮影するときの大きなポイントです。
寒いですけど、自然が見せてくれる美しさには、寒さ以上のものがありますね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます