ブリュッセルにてトレーナー会議が開催されました
10月7日~9日の3日間、ベルギーのブリュッセルに、アメリカ、フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本からデール・カーネギー・トレーナーの代表が集いました。
これは、アメリカを本社に世界60ヵ国でビジネスを展開している、工業用フィルムを製造しているグローバルカンパニーの研修に向けたトレーナーズ・トレーニングでした。
“Credible Connections”=「信頼のつながり」を社内にどう形成していくか。
そして「成果を生み出す文化を加速させる」にはどうしたらよいのか。
そうした企業文化を長期スパンで形成していくためのプログラムとして、デール・カーネギー・コースが選ばれたのです。
鍵は「コミュニケーション」と「リレーションシップ」にあります。
デール・カーネギー・コースを企業向けにカスタマイズし、思いやりの企業文化醸成のために各国でトレーナーたちがトータル7日間をかけて取り組んで参ります。
この企業を通して感じるのは、「企業の人間的側面」です。
1960年にダグラス・マグレガーにより提唱されたX理論(権限行使による命令統制)、Y理論(統合と自己統制)。
これからのマネジメントスタイルとして、Y理論をただの理論としてでなく、本気でそれを取り組んでいこうという経営姿勢です。
Y理論では、企業が繁栄するよう、またそのビジョン、ミッションの実現に向けて従業員も一緒になって働くことで、その成果を報酬として分かちあうというもの。
従業員が企業の反映のために努力することによって、各自の目標も最高に成し遂げられるような条件を経営者側は整備するのです。
そのための統制方法(人の動かし方)は「権力」「説得」より、「援助」ということにあるでしょう。
デール・カーネギーの人間関係を築く原則は、まさに「援助」的な関わりを通し、人を動かすものです。
この時代にあって、いよいよ企業の次なるあり方は、その人間的側面にて築かれていくことでしょう。
世界をリードするグローバルカンパニーは、今まさに人間的側面に注目しています。
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