◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重たいヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スウィングを考える 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ

ゴルフクラブ◆ユーティリティクラブについて

2014-01-28 10:27:09 | ゴルフクラブ

ドライバーも含め、ウッドの場合
重心距離と共に、重心深度 と言うものがあります。
個体差はあるので、一概には言えませんが、
ウッドは 重心距離の数値と重心深度の数値はだいたいイコール、
アイアンは 重心距離の1/10が重心深度です。

この違いは、ある意味意図的なモノで
重心の深さがスピンとは密接な関係ある 
というコトでもあります。
それも誤解しないように説明しておきますと
インパクト時に その重心の位置が何かの作用を生み出すのではなく
重心の位置によって、入射の角度が変わるという
動的なモノなのです。
意図的にスイングで入射を変えたりすることは
決してお勧めしませんが、
同じロフトであれば、緩い入射角度のモノの方が
スピン効果は少なくなります。
もう一つ 重要な事なので、付け加えておきますと
ヘッドのボールへの入射角度とは
肩も含めた腕回りで作り出すものでは無く
その時の体の姿勢で作り出すものです。
ですから、上から入れてくる と言う言葉は
手でクラブ、もしくはヘッドを入れてくる
上から降ろす と言うニュアンスが含まれていますが、
実際にはそうで無く、 左サイドが低い内に
インパクトに入ってくる と言う意味ですので、
くれぐれも間違わないよう お願い致します。

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ユーティリティクラブ(以下 UT)は
アイアンよりも多少、重心深度は深くなっていますが、
易しいと呼ばれるアイアンも年々重心が深くなって
ユーティリティに近づきつつあり
その境目がはっきりしなくなってきているので
キャビティ部分のふたが付いたアイアンと考えるのが正解です。

UTは大別して
ウッドシャフトを採用しているものと
アイアンシャフトを採用しているものがあります。

ふたつの大きな違いはザックリではありますが、
ウッドシャフト採用のモノの方がヘッド重量が軽く、長め
アイアンシャフトを採用している方がヘッド重量が重く、短め
ですので、飛距離重視、完全にフェアウェイウッドの代用として
考えられている場合、ウッドシャフト用の方が良いかと思います。
アイアンシャフトを採用している方は
ヘッド重量、クラブの長さの関係より
バンカーやラフなど、使い勝手が優先になりますから
フェアウェイウッドとアイアンの間の距離を埋める
と言う役割の方が強いかと思います。

ウッドシャフト採用のモノの方がクラブ長が長く
入射が緩くなり、スピンが少なめになる
故に アイアンシャフト採用のモノよりも
飛距離重視 と考えて良いと思います。
ただ その代わり、少なめのスピン
そしてユーティリティの構造的特徴を考えると
安定して同じ距離を打つ というコトはやや苦手なクラブ
になるというコトです。

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フェアウェイウッドをあまり得意とされていないゴルファーは
正直にはシャフトが硬すぎるから 、もしくは
過去に 硬すぎるシャフトの装着されたFWで
うまく行かなかった記憶があるのだとは思いますが、
ウッドヘッド特有のソールの奥行きが邪魔になっているケースが
少なくないかと思います。
シャフトが硬すぎるから というのも それを誘発する大きな原因
なのですが、ロフトを伏せて、上から打てないゴルファーにとっては
ロフトが寝た時に、ソールの奥行きが地面に干渉しやすい
それにより、ダフリ、ダフリトップが
フェアウェイウッドを避けたくなる理由なのではないかと思います。

もうかなり古い話になってしまいますが、
一時期、FWでロイヤルコレクションと言うメーカーのモノが
人気になりました。
わりに上級者と呼ばれる方に愛用されたメーカーですので
(純正は柔らかいシャフトが入っていますが)
ハードタイプのシャフトでお使いになられる方が
少なくなかったと思います。
あのヘッドの利点は、ロフトを寝かし、
開いて入れて来ても、地面に干渉する「筈」の部分が
えぐられて存在していないので、ダフらずに
ボールまで届く という点にありました。

ユーティリティクラブがロング、ミドルアイアンより
やさしいのは そのアイアンに比べ、重心が深く
重心が低いことに有るのですが、
それ故に、アイアンで言うところの「フライヤー」現象を
意図的に作り出してもいます。
よって、当たる場所 というよりも
入ってくる軌道やヘッド姿勢によって
似たような弾道でも、飛距離が大きく異なってしまう
可能性が低くありませんので、
個人的には シャフトが長くなり、軌道(入射)が
緩くなりすぎる ウッドシャフト採用のモノよりも
アイアンシャフト採用のモノをお薦めします