◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります

重たいヘッド&柔らかなシャフトを通して ゴルフを考え スウィングを考える 誰よりも振らず 誰よりも飛ばす ボールをつぶせ

ゴルフクラブ◆慣性モーメント

2014-09-10 20:33:11 | ゴルフクラブ





ゴルフクラブのヘッドのデータの一つに
慣性モーメントというものがあります。

これは 一般的には「スウィートエリアの広さ」と
認識されていますが、数値として
ヘッドがその姿勢や運動を持続していく力 を指しています。

数値がある程度大きいほどに
ミスヒットした時などに、影響を受けにくいというか
ミスがミスになりにくいということで
スウィートエリアの広さ という言葉が使われるのだと
思います。

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この 慣性モーメント を構成する主たるものは
やはり ヘッド重量 で、
たとえば見た目 キャビティのやさしく見えるアイアン
であっても、昔ながらのブレード(マッスル)タイプの
重量級のヘッドの方が慣性モーメントは大きくなる場合も
あるのです。

慣性モーメントは方向性がよくなる というよりも
エネルギーロスを減らす性格が強いため
距離のばらつきを防ぎ、安定した距離を打ちやすくなります。

慣性モーメントが数値として大きいと
ミスヒットに強い要因としては
運動の持続性が強くなるので
ラフやバンカーなど ボール以外の負荷が強くなりやすい
環境で「打ち抜いて」しまうことが出来るようになります。

市販の290gを切るようなヘッド重量のウエッヂが
360gを超えるようなヘッドには
どんな謳い文句があったとしても 勝ることはできない
のではないでしょうか


ドライバーだとヘッドの大きさに制限が施され
アイアンだと重量のあるヘッドの装着出来ない
 軽量スチールシャフト(スイング破壊兵器)が
全盛の今のご時世だと、たぶんメーカーは
慣性モーメントという言葉をあまり使わないのでしょうね。
まして ヘッドターンをするのが当たり前という
スイング理論が横行しているわけですから
逆に 慣性モーメント大きなヘッド というのは
その姿勢、運動を持続していこうとする力が強いので
ヘッドターン打法には非常に相性が悪いのです。

大きなヘッドが苦手。。。という言葉も
 それに属すると思います。

重量も含めた 慣性モーメントというのが
アマチュアのとって一番の味方のとなるのは明白なのですが…ね .