ケーブルテレビジョンの海外動物番組を見ていると
不思議に感じることがある
サボテンでもクジラでもコヨーテでもそれぞれの個体に
名前つけてナレーションしているのだ
国産のドキュメンタリーにそのような傾向はない
アイデンティティーに関して文化的背景が
異なるからであろう
日常の挨拶でも例えば単におはようございますの他に
good morning richard ! というような個体識別の
概念をプラスしないとなんとなくそれっぽくならないし
場合によっては礼を失する可能性すらある
特に欧米圏での中期滞在などでこれが実に悩ましい問題となる
人の名前をきちんと憶え常に呼びかけとして定在させる
にはかなりの努力が要る
ウィル
クリス
ジョージ
エディ
ウォーリー
つい最近これらを淀みなくとり廻さなければ
ならない事態に直面した
年々この作業がしんどくなってきている …
