音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

Stefano Bollani / Joy in Spite of Everything

2015-03-08 23:09:58 | ジャズ



まったく予想外のフロントを迎えての作品です。

Mark Turnerは昔Edward Simonのリーダー作で聴いたときの印象がとても良く、
それ以降基本的に好印象。初めの印象は大事ですね。

Bill Frisellは面白いチョイスです。
プレイの内容云々よりも音楽的な広がりを期待してしまいます。

普段はトリオ以下の編成を好む私ですが、メンバー盛りだくさんのCariocaがとても楽しかったり、ビッグバンドも良かったりで、Bollaniに関してはいろんなことをやってほしいと思っています。


で、本作の印象はというと、
良くも悪くもフワフワしてしまった?
という、フワフワしたことしか書けない感じ。
そんなんで聴き始めてからフワフワと半年経ってしまいました。


なんというか個々のひとつひとつのプレイが何回聴いてもほとんど頭に残らないという。
TurnerもFrisellも居た?みたいな。
でも聴いている間は結構気持ちが良いという。


そんなフワフワの合間に差す光はBollaniのプレイです。
特にNo Pope No Partyのソロは彼の真骨頂。
型がないですよね。そしてどんどん登っていくのがわかる。
こういうこと出来る人は案外少ないですよね。


結構な回数聴いていて、今でもたまに聴くのですが、
どんなだっけ?という感じで毎回新鮮な気持ちで聴ける音楽です。
それが良いのか悪いのかは、、、これまたよくわかりません、、、、。




Stefano Bollani / Joy in Spite of Everything
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1.Easy Healing
2.No Pope No Party
3.Alobar e Kudra
4.Las hortensias
5.Vale
6.Teddy
7.Ismene
8.Tales From The Time Loop
9.Joy In Spite Of Everything



Mark Turner - tenor saxophone
Bill Frisell - guitar
Stefano Bollani - piano
Jesper Bodilsen - double bass
Morten Lund - drums


2014念作品