音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

Esperanza Spalding / Radio Music Society

2012-04-25 00:08:46 | 洋楽



先ずは「Radio Music」という割り切りがとても好印象な作品。
音楽との関わり方は人それぞれ。
あっさり割り切れているのも才能のひとつと感じます。

音楽は非常にポップですが同時にマニアック。
マニアックにしてとてもお洒落。
それぞれにマイブームを起こさせることが出来そうなフックを持っている楽曲。
ラジオにおいてそのフックは重要。お洒落感もそう。
なるほどなぁ、上手い。

ベースはプレイ自体より楽曲とアレンジに成果を出している気がします。
というかこの人のベース自体をまだよく把握出来てないです。
エレベでファンクチックに行くのも合ってますね。
「Let Her」なんかでのプレイがもっとギリギリの境地に行ってしまえば何かが起こりそうな気もするんですが。

そう、この人は何かが起こりそうで起こらないというか、届きそうで届かない感じがあります。ヴォーカルもなにも問題なさそうなんですが、なんというか欲しい波が含まれていないというか。どちらかに専念すれば良いかというとそういうことではなく、それぞれではやっぱり弱い。総合力としてこの人はあるのだと思います。特に今回はこれは「Radio Music」でした。なんの問題もない。ギリギリに向かってキリキリしなくていいんです。

でも過去の作品でも印象は同じですね。うーん、、、。やっぱりもうひとキレというのが本音かなぁ。




Esperanza Spalding / Radio Music Society
●●●●● ●●○○○


1. Radio Song
2. Cinnamon Tree
3. Crowned & Kissed
4. Land Of The Free
5. Black Gold
6. I Can't Help It
7. Hold On Me
8. Vague Suspicions
9. Endangered Species
10. Let Her
11. City Of Roses
12. Smile Like That



Esperanza Spalding-double bass(7.8.11.12),electric bass(1-3.5.6.9.10.12)and vocals

Algebra Blessett-vocals(5)
Lalah Hathaway-vocals(9)
Gretchen Parlato-background vocals(1.6),spoken word(10)
Becca Stevens-background vocals(1.6)
Justin Brown-background vocals(1.6)
Alan Hampton-background vocals(1)
Chris Turner-background vocals(1)
Savannah Children's Choir-choral voices(5)
Leni Stern-background vocals(10)
Raydar Ellis-spoken word and sounds(10)

Leo Genovese-piano,rhodes and keyboards(1-3.6.8-12)
James Weidman-organ(4)
Raymond Angry-organ(5)
Janice Scroggins-piano(7)

Jef Lee Johnson-electric guitar(2.9)
Lionel Loueke-guitar and voice(5)
Ricardo Vogt-guitar(6.8.10)
Gilad Hekselman-guitar(12)

Terri Lyne Carrington-drums(1-3.5.9.11)
Jack Dejohnette-drums(8.10.12)
Lyndon Rochelle-drums(6)
Billy Hart-drums(7)
Jamie Haddad-percussion(1)

Darren Barrett-trumpet(1-3.9.10.12)
Igmar Thomas-trumpet(5)
Daniel Blake-tenor and soprano saxophone(1-3.8-10)
Tivon Penicott-tenor saxophone(5)
Joe Loveno-tenor saxophone(6)
Anthony Diamond-saxophone(11)
Jeff Galindo-trombone(1.3.8.10.12)
Corey King-trombone(5)

Olivia Deprato-violin(2)
Jody Redhage-cello(2)

Raydar Ellis-sounds(5)
Q-Tip-vocals and glockenspiel(11)




2012年作品






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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBさせて頂きます。 (中年音楽狂)
2012-04-26 23:31:35
こんばんは。やはり話題作ですよねぇ。このアルバムを聞いていて,これは売れるだろうと思えるのですが,私にはもう少し突き抜けた感じが欲しいと思えました。

嫌いじゃないんですけどね。いろいろな方のところにも書かせて頂いていますが,この作品よりは,Robert Glasperの方が好きなんです。

ということで,TBさせて頂きます。
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遅くなりまして、、、 (ki-ma)
2012-04-28 12:50:21
音楽狂様
こんにちは。お返事遅くなりました、、、。
何かもう一歩という感じは受けてしまうのですが、これで十分という気もしてて、その辺ボーダーライン上という感じです。Robert Glasperは過去盤を聴いているのですが、まだ新作は手が出てないです。ちょっと気になってます。
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大谷二刀流? (みしがん)
2013-05-30 00:51:33
Liveを見ると結構切れまくってるんですけどね!
CDを聞くと、コメントの通り、何かどっち付かず感はあります。日ハムの大谷君みたいなものでしょうか^/^
今後の付きぬけに期待大です。
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