作曲家・ピアニスト/平良伊津美の音楽エッセイ

新しい音楽の形を模索していきます。

ショパン作曲 バラード第1番ト短調 Op.23

2016-07-17 12:14:58 | 音楽
7月16日、生徒の発表会がありました。

その時に、ショパン作曲のバラード第1番ト短調Op.23を講師演奏しました。

まず、冒頭。変イ長調から始まるこのメロディは、ゆらゆらとあちこちに流れ、動き、ト短調とわかるのは、ドレファシラソというメロディが出てきた時だけ。そして、さらに他の調のうごめきながら、イ短調でメインメロディが出てくる。さらに、動きながら、属音をベースにした、ドレファシラソがでてくる。

しかし、それにとどまらず、まだ色々な調に動き、終結も無調的音階で、本当にト短調とわかるのは、最後のカデンツである。

この作品で多くを学んだ。また、ショパンという作曲家の偉大さを改めて知った。

古典を弾く機会は、そう多くはないが、もっと古きから新しさを知りたいと思いました。
コメント
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