1200MHz 4エレメント・ツインデルタ―ループ・アンテナ
中国製電子機器などを手広く輸入販売されている祐徳電子のホームページで最近見つけて発注しました。アイコムから発売されたIC9700の影響もあり、最近1200MHzバンドも少しにぎやかになる傾向がありますが、皆さん意外とご苦労をされているようで、移動ではGPアンテナの使用が多いようです。ただし、近距離のみの交信となってしまい、だんだんと飽きてしまうかもしれません。そこで、1.2GHzバンドを長続きさせるためにも、少し見晴らしの良い場所に出たら今回紹介するような少し指向性のあるアンテナで移動運用することをお勧めします。
祐徳電子のホームページは、https://yutokudenshi.com/ です。
ホームページをコピペさせていただきました。注文して3日目には宇都宮市内の自宅に届きました。
そのままでリフレクタの位置を前後させて1295MHz付近で最小のSWRになるところを見つけると、リフレクタをラジエターラジエターに最も近づけたときに1288MHzでSWR1.049でしたが、リフレクタに小さなアルミ板を付けたところ少し同調周波数が上がっていることに気づき、手元にある薄いパンチングメタルを既存のリフレクタにすずメッキ線の切れ端で固定してnanoVNAで測定し調整しました。
最終的には既存のリフレクタ―からアルミのL型レールを使って15mmほど手前に取り付けました。これにより、ラジエターからの距離を広く調整できるので特性を追い込むのに十分だと感じました。最終的にはラジエターからリフレクターまでの距離を3cm程度のところで最も下がりました。
赤色マーカーのデーターです。
レピーターバンドの下限、1.27GHzでもSWRは1.29以下なので十分に使用できる範囲であるといえます。非常に広い範囲で使用できそうなアンテナです。
測定のために、アンテナは小型なので卓上でも焼成などが可能ですが小型の三脚に自立するように工夫しました。
2cm x 10cm x 3t のアルミステーを使用しました。商品名は、八幡ねじ製、アルミステー20Al4 100です。アンテナ取り付けには角座のBNC-JJを固定して使い、三脚には1/4”Wのねじを楕円の穴から少しずれたところにタップを立てて固定しました。BNCのターミナルでは少し狭かったのでL字のBNC―PJ中継を介して直角に取り出しています。その後、アルミステーを150mmのものを使うと中継のBNCがいらなくなりました。
三脚に固定したとき、アンテナが少しふらつくので手持ちのアルミの等辺レール材の切れ端を使って結束バンドで3か所固定して強度を上げるようにしました。
これでいろんな移動先でも1.2Gの移動運用が可能になりました。
完成したものはこんな感じです。
ツインデルタループは販売しているところも少なく、これから1200MHzを運用してみようとしている方には移動運用に最適なアンテナといえるでしょう。
以上
2024/07/04
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