( グルジェフの 神秘宇宙論)「奇跡を求めて」P.D. ウスペンスキー 著
浅井雅史 訳 、平河出版社、( In Search of the Miraculous )
「⑧<本質>と<人格>」P.233
・・・ 一千年の間 考え続けることも、図書館を満たすほどの本を 書くことも、百万の理論を あみだすことも可能だ。
しかも これらはすべて 眠りの中で、目覚める可能性が 全くないままで 可能なのだ。
それどころか、眠りの中で書かれたり あみだされたりした これらの本や理論は、ただ他人をも 眠りに誘うだけだ。
眠り という考えそのものには 目新しいものは何もない。
人々は ほぼ 天地開闢以来この方、お前たちは 眠っており、目を 覚まさなくてはならない と言われ続けている。
何度 このことが、たとえば福音書の中で 言われていることだろう。
<目覚めよ><見よ><眠るな>等々。
キリストの弟子たちでさえ、最後に キリストが ゲッセマネの庭で 祈っているときに 眠ってしまったのだ。
すべては その中に示されている。
しかし 人間は これを理解しているだろうか?
(「奇跡を求めて」より転載)
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