妊娠中は 独り身の最後の時間、そう思って
好きなことをさんざんやってはきたけれど
子供を産んで ちょっとしたすきに
さーて私のやりたいことって何だったけと思ってみると
なんだかずいぶんぼやけてる。
頭にもやがかかった感じで
これはホルモンのせいなのか なんだか恋愛中みたい。
これでもか、と思うくらいに 妊娠中には
自分の心に素直になって 自分がこれだと思うことを
それなりにやってはきたけれど いざ産んでみて
違う生活がはじまると あのときに確信してた
多くのことは また自分にとって違う色でうつりはじめて
あんなにも重要だと思っていた多くのことも
過ぎ去りしことに見えてしまう。
今となっては蓮太郎君がプライオリティの
最高順位を占めていて それどころ、か
第三位くらいまで占めているけど はてさて
四位は?何だろう?今の特殊な状況だからか
あんなにもやろうとしていたことが 今はなんだか浮かばない
それに加えて 以前は絶対嫌だといってた
げんきくんの勤務先付近への引っ越しも
彼の育児休暇を経験した後 それもいいかと思えてしまう
友達もネットワークも大切だけど
それ以前に大切なのは やっぱり家族や毎日触れるものたちで
こんなにも家にこもる生活になってしまうなら
桂に住もうが 三条に住もうがなんだかあんまり変わらない?
だったらも少し 家自体の環境がいい そんな家で
心地よく 旦那の帰りも早くてもっとふれあえる
そういう生活がいいのかも。
子供を産んで あまりに多くの価値観たちが
また音をたてて崩れ初めて そぎおとしたと思ったものが
まだまだ まだまだ そぎおとせると そんな事実に気付いてしまう
無駄なものは 沢山あって そういうものから脱皮して
第二の人生にいくのかな
ご飯はつくっていたけれど 「家族」だなんて考えなかった
だけども三人は「家族」になって 違う歴史がはじまるのなら
まずは家族を中心として そこからはじまる そんな
生活もいいのかも。今の我が家も思い出に満ちているけれど
父親不在の生活は嫌だ。私もちょっと価値観をかえて
少しばかり 桂に住んでみようかな、、、