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かつて私が子育て中にものすごく鬱っぽくなり
悶々としていた時に 占い師の友人が
「自由を手にするためのワークショップ」というのを
してくれて その時何にもとらわれずに
やりたいことができるとしたら?といわれ
嘘だろうと思いながらもそれをノートに書いてみた。
そんなの絶対無理 ムリ 無理!!!
と思いながら書いていたことたちは
その1年後くらいにはなんと全部叶ってしまって
私はその力に本当に驚いた。
だから私は夢を描いてみることにした
それはとってもこわかったけど
諦めなさいとみんなに言われて
もうやめようと 思っていたけど
最初にフランスに行った時から
こわかったけど 私はもう一度夢を見た。
そうして私はノートに書いた
なるべく目につき 読み返しのしやすい場所に
ノートが新しいものに変わっても
また1ページ目に書いていった
フランスに行って あれをして これをして
こうなったら、、、こんなこともできるだろうか
例えばベニスに旅行するとか?ローマだってやっぱり行きたい
いつかヨーロッパのカフェに関する本が書きたい などなどなど、、、
だけどそれらはみーんな9月以降に ゆっくりと
叶うはずだった だから私にはわからなかった
4月から 何をしていけばいいのかも。
私はノートにこう書いた。
「カフェゾイドの常連になってしまった」
いつかそんな日が来るかなあ?
そうして私は勇気を出した。
もうのんびりするだけなのはおしまいにして
これから少し 動いて行こう 先に向かって
動いて行こう。だから今日はパリで初の
子育てカフェに ずっと前から気になって
仕方なかった子育てカフェに 蓮太郎と行ってみよう。
今日はもう 躊躇はしない!
そう決めて行ったから お店の前に立ってもおびえず
息子を抱っこして扉を開けた。店内には恐ろしい数の
子供達がうごめいている。私たちのいるスーペースはない
だけどそれでも引き返さない。抱っこしたまま立ち止まる。
それから少しお店の人の話をきいて
「じゃあ2階へどうぞ」ということになり
息子を連れて初のカフェゾイド。
どきときしながら2階の扉をあけて
そこの人に挨拶をすると「私あなたのこと
覚えてますよ!カフェの研究をしてるって
一度ここに来た人でしょう。母がいたとき
紹介してもらったわ」と言ってくれる。
そう 私は12月にもここに来て
ものすごい勇気を出してカウンターで会話をしたのだ
「え!本当に覚えてくれてるんですか!!」
それがとっても嬉しくなった
「まさか子供がいるとは思わなかったわ」
そういいながら素敵な笑顔でわれらを歓迎してくれて
息子はトラックのおもちゃやら
タンバリンやらシンバルやら鉄琴やらで遊び始める。
不思議なことに 子育てをしている私でも
一人で来ると「うわーお洒落だなあ!!」と
圧倒されるだけだったけど 今回は子供がいるので
子供目線で色々みれて 物の見方が変わっていって面白い。
例えばフランスは室内でもだいたい靴を脱がないのだけど
これじゃハイハイしてたらそうとう衛生的によくないなとか
よくみたらおもちゃはかなり壊れてるなとか
あれもこれも 電池が入っていないじゃんとか
おままごとセットはあるけど そこにある食べ物は
オレンジと目玉焼きとスイカだけだったりとかで
なーんだ意外と 私が行ってた児童館の方が
環境はいいのかもなんて思ったりもしてしまう。
まあきっとこういう比較ができるところが私の
うりなのだろうと思うけど あまりにも急に飛び出てきたから
さっきまで児童館やらつどいの広場にいたのにな と
ただ国が変わっただけで ひゅーっと飛行機で12時間を
耐えたなら 似た様な世界が待っている
なんだかそれが とっても不思議でへんな感じだ。
さてここが 日本の児童館にくらべて面白いところが
あるとするなら ここの1階がカフェなこととか
(もともと子供がカウンターとかで飲めるように
つくられたと本には書いてあったけど、今やカウンターは
大人で一杯。)2階でもご飯をたべていいようになっているとか
音楽や絵を描けるという アーティスティックな要素も
大きく含まれていることかなあ。柱には絵が描かれてたり
ソファーやらはアフリカの布で包まれていたり
そーいうセンスがいいんだな。
ここは年間6ユーロの加盟金みたいなものを払って
行く度に2ユーロ支払うらしい。その2ユーロで
子供は2階で思いっきり遊べて、しかもなんとお昼ご飯がついてくる!
これはとっても嬉しいです。今日のごはんはクスクスで
大人の分は4、5ユーロ。節約生活をしまくってたけど
もういい加減エスプレッソが飲みたい!と思い
エスプレッソも注文し 最後に息子はだだをこねて
ジュースを注文。どちらも1、5ユーロです。
(普通のカフェではジュースは4ユーロくらいします)
お昼ご飯を下のカフェで食べてると、隣に座った
ラファエル君(もうすぐ3歳)が蓮太郎にちょっかいを出し
お母さんがやめなさい!ちゃんと食べなさい!と言っている。
どこも子育ては大変です。母の言うこと もっと聞いてくれたら
いいんだけどね。子供は楽しそうにへらへら笑ってるけど
母はだんだんむかついてくる。そうして私もここでは
「いい子で偉いですねえ」とそのお母さんに言われたものの
スーパーで走り回る息子を叱りつけることになりました。
子育ては本当に大変です。。。
そんなわけで 沢山の人があたたかく迎えてくれて
どこのカフェよりも人々がつながりあったり
あたたかそうな雰囲気がしているこのカフェは
子供を連れて行ってこそきちんと会話に混ぜてもらえる。
ここにはアフリカの子もアラブの子もフランスの子も
蓮太郎みたいな日本人も来たりするけど でも
誰もがあたたかく迎えてもらえる そして大人は
コーヒーが飲める 子供はわんさか走り回ってる
それがなんだか心地よい。息子はかなりここが
気に入ったみたいなので ノートに書いていた通り
カフェゾイドの常連になって フランスの子育て事情を
もっと探って お伝えできたらと思います。