いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

お遍路逆打ち1番札所で結願そして(7日目)

2024年12月10日 | 股旅
打ち終えて ふりかえる先 枯れすすき



今朝の気温4℃、
師走とはいえ、
四国は本当に寒い、
東の空から美空ひばり、
真っ赤な太陽、
四国八十八か所札所、
うるう年の逆打ち、
いよいよ打ち止め、
最終章を飾るにふさわしい、
神々しいまでの朝日を拝む、









ここから1番札所の霊山寺、
ほんの2キロに満たない距離、
万感の思いを抱き山門をくぐる、
本堂と大師堂それぞれ、
いつもよりゆっくり、
一語一語をかみしめながらの読経、







思えば、
あっけなくも、
壮絶だったような八十八か所、
達成感とともに、
300段や500段、
いくつもの石段を登り、
膝や腰の痛みを隠せなかった旅人、
気がついたら、
痛みもすっかり忘れている、
心が洗われるとは、
こういったことを言うのであろう、









八十八番札所大窪寺の門前には、
お遍路の旅を終えた巡礼人のために、
打ち込みうどんと称するうどん屋があるが、
ここにはその類の店はないようだ、
少し街中に走ったところにある、
セルフうどん店で、
ささやかながらマイ打ち込みうどんをいただく、





さてさて、
これでお遍路逆打ちのフィナーレとしてもいいのだが、
じつはじつは、
お遍路の打ち止めを、
高野山に居わします、
お大師さまに報告するまでが、
一連のお遍路の完結編になっている、
そこでそこで、
徳島港からフェリーで和歌山に渡る、



















10:50出航のフェリー、
2時間の航路で和歌山港着、
そこから紀ノ川沿いに橋本へ、
急峻な山道をターボエンジン全開、
高野山エリアに火野正平、
こころ旅、
とうちゃこ、
金剛峯寺山門前に15:30到着、
寺社の屋根や道路脇には、
昨日の雪が白く残っている、
さらに奥の院への長い参道、
お遍路の衣装をまとい、
お大師さまの御廟へと進む、
この参道には歴史上の人物から、
個人だけでなく企業団体の墓標が無数並んでいる、
一番奥にある、
お大師さまの御前にて、
八十八ヶ所逆打ちでの打ち止めを報告、
南無大師遍照金剛、













これにて、
打ち止めの一連の行程が終結、
心晴れて山門を後にした、







ここは紀伊半島、
黒潮流れる太平洋側に出れば、
少しは寒さが和らぐかもと、
ならばと、
熊野古道を南下してみることに、
雪の残る熊野古道であったが、
そのまま南紀白浜へ、
すっかり日の落ちた19時過ぎ、
白浜駅近くの道の駅にとうちゃこ、
打ち止めの長い長い一日が終わった、
心を洗い清めた一日だった、
明朝は白浜温泉、
怒涛のお遍路逆打ち巡礼、
渚の露天湯で疲れた身を清めよう、
南無大師遍照金剛、






本日の行程


本日の走行距離 203.3km
本日の宿営地 道の駅くちくまの




コメントを投稿