伊方原発の廃炉のために

2006年から「伊方原発のプルサーマル問題」として続けてきましたが、伊方原発の廃炉のために、に15年に改名しました。

四電頼み、原発再稼働頼みの県委員会批判

2013-02-13 08:48:31 | 県議会

愛媛県議会の会期閉会中の特別委員会が1月23日にありました。以前、これに関する資料を作りましたのでアップしておきます。

 環境・水資源対策特別委員会では、無所属市民派の阿部悦子議員が四国電力頼みの県の温暖化対策を批判した回の会議提出資料を基に、コメントを加えた形のものです。

http://t.co/cn1pGEyg ←ドロップボックスのpdfファイル

さて、実際の議会での討論どうかはというと…

阿部議員の日々便りより一部転載。

「フクシマ」を忘れたかのような、今日の委員会

 今日は、午前中に、私が所属する「環境・水資源対策特別委員会」があり、県が、「国の温室効果ガス削減計画の状況について」をレクチャー、その後で、四国電力の本社の社員が、「火力発電所における二酸化炭素排出量について」を、21ページにわたる資料を元に説明した。
 他の委員の質問が余り出ない中、私は資料を受け取った2日前からの疑問を「るる」ぶつけた。全体を通しての四電の主張は、「原子力は、ランニングコストが低く、安定して発電できる電源」であること、さらに「原子力発電所の温暖化対策効果」が大きいとして、「伊方発電所全台停止により、CO2排出量はほぼ倍増する見通し」と説明。最期に「四電はCO2排出量の低減に取り組むが、伊方発電所停止により、低減目標の達成は厳しい見通し」であり、(今後の)「具体的な(削減)数値目標については伊方発電所の再稼働が見通せるようになった段階で、改めて検討」する、と結んでいる。
 最初の質問者がなかなか出ない中で、私が手を挙げて質問。「四電は、一昨年のフクシマの事故を忘れたかのような資料を出されています。原子力発電が、ランニングコストが低く、安定しているという位置付けですが、フクシマ第一原発の事故によって、数十兆円が除染や放射性廃棄物、ガレキの処理などに費やされています。原子力がコストが安く、安定しているとは、国民の多くは位置付けていないのではないでしょうか?」と聞いた。…

なんと議長が、質問妨害を頻発、これを愛媛新聞は一言も報道しませんでした。これもいつものことのようです。

 ということで、原発とめたらCO2排出が激増、という原発再稼働に向けた宣伝に愛媛新聞社が全面協力した紙面構成となりましたとさ。

 県議会がいかに酷い状態か、マスコミが知らせることがなければ、県民には全く問題点が伝わりません。あたかもまともな報道をしている振りをして政治活動を妨害しているマスコミが、県民の政治参加を阻止しているのではないか?大きな疑問です。

IWJなどが中継して、直接会場の雰囲気をインターネット上で知らせることになれば、このような議事妨害議長の問題点もよく知られるようになることと思います。

 

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