自然を求めて近辺ぶらり

四季折々の風景、草花、野鳥などの写真を紹介しています。

イシガケチョウ (石崖蝶・石垣蝶) とアサギマダラ

2024年11月10日 | 動植物・昆虫
鳳来寺に向かう参道で、私的には初見となる珍しい蝶を見かけました。撮影していた人に、これは蝶ですか ?。それとも蛾ですか ?。とお訊ねしたら、イシガケチョウだと教えてくれました。地域によっては、ごく普通に見られる蝶のようです。ウイキペディアによると、和名通りの石崖・石垣模様を持ち、ひらひらと紙切れが舞うように飛ぶ。温暖化により北上している蝶のひとつでもあり、国内では年々分布域を広げている。確実に土着しているのは紀伊半島以南・四国・九州・南西諸島。渓谷沿いの照葉樹林や疎林に多く、平野部にはほとんどいない蝶。だということです。藤袴の蜜を吸っていました。
イシガケチョウ








アサギマダラ






アサギマダラとイシガケチョウ


ウラナミシジミ




その他昆虫




参道で見かけた花
サザンカとケイトウ







ステップも軽やかに蝶が舞う

2024年10月30日 | 動植物・昆虫
野鳥はほぼ直線で飛ぶことが多いのですが、蝶の動きは複雑です。急上昇・急降下や急旋回を頻繁に繰り返します。特に2頭の蝶が追いかけっこを始めると、その飛翔速度は一段と早まり、動きもさらに複雑になります。ダンスで言えば、スロースローがなくてクィッククイックの連続です。
















ホトトギス






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ホシホウジャク 蜜の味くらべ

2024年10月27日 | 動植物・昆虫
このところ、ホシホウジャクをいたるところで見かけます。コスモスの花に来た時を真上から撮影すると、コスモスの花に止まって蜜を吸っているかのようにも見えますが、ホシホウジャクの得意技ともいえるホバリングをしながらの吸蜜です。コスモスの他に茶の木やナワシログミの花で吸蜜する場面を見かけました。コスモスは何色もの花があるのに、なぜか同じ色の花にばかり寄り付いていました。花色によって蜜の味が違うのだろうか・・・。
コスモスにホシホウジャク



















茶の木にホシホウジャク








茶の木にオオスズメバチ
こちらはかぶりつきです。




ナワシログミにホシホウジャク




ナワシログミ


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渡り蝶 アサギマダラが飛来

2024年10月25日 | 動植物・昆虫
愛・地球博記念公園 (モリコロパーク) 内にある「あいちサトラボ」のフジバカマに、長距離移動をすることで知られている蝶「アサギマダラ」がやってきています。と、いっても、この日は2頭だけしか見当たりませんでした。サトラボのお世話をされているボランティアさんの話では、今年はやってくるのが遅れているとのことで、これからが期待できそうです。(撮影日 : 10月18日)


































サトラボの柿


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女郎蜘蛛の雌雄とキチョウの追いかけっこ

2024年10月16日 | 動植物・昆虫
女郎蜘蛛のオスがメスに接近しているのが目に入ります。交接 (交尾) のチャンスを狙っているのかな・・・と、しばらく待ってみたのですが、この間隔を保ったまま一向に進展がありません。そのうちに誤って木の枝に触れてしまい。巣を揺るがしてしまいました。揺れを察知したメスは素早い動きで巣を離れて下の葉っぱに避難しましたが、オスの方は巣の上方にほんの少し移動しただけで留まっていました。
女郎蜘蛛

上がオスで下がメスです。




素早い動きで葉っぱに避難したメスです。




巣に留まったオスです




ナメクジ


キチョウ
2頭のキチョウが複雑な動きを繰り返しながら、
もつれあって飛ぶキチョウ








夜露を浴びて輝く草花












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花に集まるチャバネ&イチモンジセセリ

2024年10月04日 | 動植物・昆虫
ジニアやサルビアの花に数多くのセセリチョウが集まっています。大きな目が魅力的で、小さくて地味な蝶ながら、なぜか心惹かれるものがあり、見かけるとカメラを向けたくなります。
ジニアにチャバネセセリ




サルビアにイチモンジセセリ




サルビアにチャバネセセリ












ユーバトリウムにベニシジミ





女郎蜘蛛は掃除が大好き

2024年10月01日 | 動植物・昆虫
女郎蜘蛛の枯葉落としを久しぶりに目にしました。女郎蜘蛛が張った蜘蛛の巣に枯葉などの目立つものが引っ付くと、蜘蛛の巣の存在を獲物となる昆虫類に気づかれるので、絶えず掃除をして蜘蛛の巣があることを気づかれないようにしておく必要があります。この蜘蛛の巣には葉柄の長い枯葉がひっついていましたが、女郎蜘蛛は巧みに枯葉を糸から外していきます。写真は撮影した順番に掲載していますが、葉柄の部分を外すだけでも何度か行ったり来たりを繰り返しているのがわかります。






葉柄の根元に昇って葉柄を倒しにかかります。




葉柄が徐々に傾いていきます。
運動会の棒倒しみたいですね。



葉柄が横向きになりました。
今度は葉っぱの部分の糸を外しにかかります。







葉っぱの上側の糸が外れると下側に移動です。










葉っぱと葉柄の間を行ったり来たり
忙しく動き回ります。



ついに葉柄が下を向きました。
重たい方を下にする。
理にかなっていますね。



葉っぱが蜘蛛の巣から外れて落ちていきます。


蜘蛛の巣の枯葉掃除が完了しました。
葉っぱが大きいのと、葉柄が長かったので、葉っぱを落とすのに
かなりの時間を要しました。
これだけ動き回ると疲れたことでしょう。
💦
ご苦労さん。

枯葉が落ちた後の蜘蛛の巣を見ると、糸の切れは少ないようてす。
蜘蛛の糸にダメージを与えないように外しているようです。

自然観察会で、女郎蜘蛛は掃除が大好きだと教えてもらって、
過去に何度か女郎蜘蛛の巣に、わざと枯葉を引っ付けて
その様子を観察したことがあります。
葉が引っ付くと間髪を入れずに落としにくる蜘蛛と、
しばらく様子を見てから落としにくる蜘蛛など様々でした。
そのまま放置することはないようです。









蜜泥棒クマバチと空中で吸蜜するホウジャク

2024年09月28日 | 動植物・昆虫
盗蜜(とうみつ)とは、昆虫や鳥などの動物が受粉を行わず花蜜のみを奪うこと。花で蜜を分泌する被子植物は、その蜜で動物を誘引し、動物に送粉させるように共進化してきたと考えられている。そのような動物は送粉者として植物に利益をもたらしている。一方、訪花動物の中には、蜜のみを奪って受粉に関与しないものもおり、盗蜜者と呼ばれる。(Wikipedia)
クマバチ
メドーセージ (サルビア・ガラニチカ) は
花筒が細くて長いので蜜源まで入り込めないクマバチは
花の根元に穴を開けて蜜を吸います。
蜜だけを吸って、受粉の手助けは行わない
蜜泥棒ですね。









ホシホウジャク
ホウジャクは、空中でホバリングしながら
長い口吻を花蜜のあるところまで差し込んで
蜜を吸い上げます。
花へのダメージは少ないものの
花粉を運ぶ量は少なそうです。









スズメバチ
蜜を吸う場面は撮影できなかったのですが、
この蜂もクマバチと一緒で盗蜜組なのでしょうね。





オニヤンマ



ハグロトンボの産卵と仲間内の争い

2024年09月17日 | 動植物・昆虫
トンボはオスとメスが連結しまま産卵を行うことが多いのですが、ハグロトンボの場合はメスが単独で行い、卵は水生植物に産みつけます。その場面をハグロトンボ同士の争いを撮影していて偶然目にしました。産卵を始めたメスの近くにはオスがいます。メスの産卵を見守っていたのかも知れません。産卵している周りでは仲間内での追いかけっこが頻繁に起こっています。一旦争いが治ったかに見えてもすぐに再開され、水面スレスレを猛スピートで追いかけ回します。毎年、今の季節になるとよく目にする光景です。

産卵のために葉に止まったメスです。


産卵が始まります。


産卵を見守っているかのようなオスです。


仲間内での争い






噛みつかんばかりに接近する場面もあります。




時には3〜4匹が入り乱れて争う場面も見られます。














ハグロトンボ翔脈の美(2022年7月撮影)
普段は黒くしか見えない翅ですが、
光線の当たり具合によって翔脈が
浮き上がるととっても綺麗です。

上がオスで下がメスです。




神様の使い・ハグロトンボ

2024年07月23日 | 動植物・昆虫
ハグロトンボは所によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されているところもあるようですが、こちらでは、この季節ハグロトンボはよく見かけるトンボです。ハグロトンボが羽を開いたり閉じたりする姿が、人が手を合わせて神様に祈る姿に似ているということから、ハグロトンボは神様の使いとして昔から大事にされてきたようです。羽をゆっくりと開いて、閉じるときはパッと閉じます。極楽トンボ、仏トンボなどの別名があります。雄は体色が緑色の金属光沢ですが、雌の体色は黒褐色です。
ハグロトンボ
























ハグロトンボ♂によく似たアオハダトンボ♂
下の写真は、長野県の大王わさび農場の脇を流れる万水川と蓼川の合流地点で、2020年8月に撮影したアオハダトンボです。♂は翅脈が青藍色に輝くカワトンボです。腹部も青い金属色をした部分が多いことから、この名前がついたといいます。ぱっと見はハグロトンボに良く似ています。♀の場合は,アオハダトンボの羽に白い紋があり、ハグロトンボにはそれがないので識別は容易です。.






ヒレタゴボウ
ハグロトンボは、ヒレタゴボウの咲く水辺で見かけました。










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チョウトンボ🪽ひらひらと・・・🪽

2024年07月12日 | 動植物・昆虫
チョウトンボ (体長45 mm)をこの夏初めて見かけました。ヒラヒラと蝶が舞うかのように飛ぶところから、その名がついたと言われるだけに、蝶によく似た複雑な飛び方をします。チョウトンボの数が増えてくると、仲間同士で縄張り争いをする場面をよく見かけるのですが、まだ数が少なくて、そんな場面を見ることはありませんでした。
チョウトンボ


























以下の写真は2022年7月下旬撮影
近くで見ると、翔脈がくっきりと浮き上がって、
翅の色も光線の当たり具合で藍色に見えたり、黒く見えたり、
金属光沢になったりと、メタリックカラーの美しいトンボです。







トンボ飛び交う水辺の風景

2024年06月21日 | 動植物・昆虫
トンボを見かける機会が多くなってきました。ここで一番多く目にするのはコシアキトンボです。このトンボが休んでいるところを見るのは滅多になく、飛び回っていることが多いトンボです。オスは胴体に白いビニールテープを、メスは黄色のビニールテープを巻きつけているかのように見えます。オスの未成熟もメスのように模様が黄色で、成熟すると白くなります。
コシアキトンボ♂




コシアキトンボ♀


シオカラトンボ


ウチワヤンマ




ハラビロトンボ ♂


トンボがいた水辺の風景














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アメンボは恋の季節

2024年06月20日 | 動植物・昆虫
アメンボの4連結
アメンボの交尾を見かけました。それも一組だけではなくて、あちらこちらで交尾しています。その中には何と4匹が繋がっているものまでいるではありませんか。これって、どういうこと?


二組のオスとメスが繋がっています。この後、上の写真のように後ろ側のベアが前のペアの背中に飛び乗り4連結となりました。


4匹が繋がったままで進んでいきます。その前にも繋がった一組がいます。




アメンボの交尾そのものを自分の目で見かけたことがなかったのに、こんなにも数多くのベアが交尾している場面を目にするとは・・・。びっくりでした。今まで何の気なしに見ていて、気づかなかっただけなのかも知れません。






アメンボはオスがメスの背中に飛び乗り交尾が始まり、その後メスはオスをおんぶしたまま水中に潜り、植物の茎にタマゴを産みつけるようですが、残念ながら繋がりながら潜るところまでは見かけませんでした。


アメンボがピョンと
アメンボは、ほんの一瞬ですが、時々ピョンと飛ぶ上がることがあります。ピンボケですが飛び上がった瞬間です。




ピョンピョンと連続して飛ぶこともあります。その時の波紋です。


ヒメジョオンにベニシジミ

2024年06月15日 | 動植物・昆虫
ヒメジョオンが一気に咲き出しました。雑草地を埋め尽くしています。その花にベニシジミが止まって、花の上をゆっくりと回りながら花蜜を吸っています。


















ムクドリ
何の鳥がわからないが目の前を鳥が飛んでいきます。木の枝に止まったところを見たらムクドリでした








ホオジロ




ヤマガラ


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🎵・・・アメンボ だ〜って・・・

2024年06月05日 | 動植物・昆虫
ミズグモ(水蜘蛛)、カワグモ(川蜘蛛)]、スイバ(水馬)、ミズスマシ(水澄)など、アメンボにはいろんな別名があります。今まで何の気なしに撮っていて気づかなかったのですが、背中に縞模様のあるアメンボがいました。調べてみるとシマアメンボというようです。この川ではアメンボ とシマアメンボが一緒になってスイスイと動き回っています。
シマアメンボ










アメンボ
6/2のNHK TV "ダーウィンが来た" で「水面の魔術師!アメンボ大冒険」が放映されました。水面を魔法のように飛び跳ね、空を飛び、水中にも潜る様子が紹介されていて、アメンボの驚きの生態を知ることができました。興味のある方は6月9日(日) 午後4:30〜午後5:00に再放送されるので、ご覧になってみてください。びっくりですよ。







'手のひらに太陽を)
  ♪・・・・・
   ミミズだって オケラだって
   アメンボだって
   みんな みんな生きているんだ
   友だちなんだ・・・・

と、童謡・唱歌で歌われているので、ミミズとオケラにも登場してもらいましょう。ミミズはオオミミズに、オケラの代役はバッタにつとめてもらいます。
     ※ケラは、バッタ目・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科に分類される昆虫の総称。(Wikipedia)
大ミミズ


バッタ