私を湯治宿へ誘ったのは一枚の写真でした。東北の湯治場らしい雰囲気に包まれた夏油温泉の写真を見て、一度は湯治を体験してみたいと思うようになりました。実現したのは2009年7月です。岩手県北上市の夏油温泉に2泊、花巻市南花巻温泉郷の大沢温泉に3泊してプチ湯治を体験してきました。双方の湯治宿はともに建物は古いが、室内は綺麗に保たれ清潔感がありました。
夏油 (げとう) 温泉
岩手県北上市の秘湯・夏油温泉への道は夏油温泉いでゆラインと名付けられ、舗装はされているものの曲がりくねった狭い道でした。たどり着いた道路の行き止まりには、大自然に囲まれた夏油温泉元湯があります。七つの湯が湧き出る温泉です。川沿いに天然湧出の温泉露天風呂も数種類あります。基本的に露天風呂はすべて混浴で(一部に女性専用の時間帯あり)、男女別の内風呂も備えています。大湯は湯温が46〜48℃という高温で、あまりの熱さに最初は足湯が精一杯で、浸かることができませんでした。ところがジャボンと浸かって一度この熱さに慣れると適温の湯が物足りなくなります。同じことを、この湯で一緒になった人もおっしゃっていました。人間の体は不思議なものですね。
夏油川左岸 (写真・右) が真湯、右岸 (写真・左) が女(目)の湯です。狭い橋を渡って行き来します。
大湯の入り口です。脱衣場は別々ですが中は混浴です。湯温を測られた人が、今日の温度は低いと申しておられました。その日によって湯温が異なるようですが、「えーっ!!これで低い方なの・・・」と、びっくりでした。
左岸に疝気の湯があります。ここは泉温が低いので長時間の入浴が可能です。
夏油川です。露天風呂のすぐ横を流れています。浅い川ですが右岸に垂直な高い崖が迫っています。
洞窟蒸し風呂の近くにある蛇の湯の滝です。
ブナの木です。
南花巻温泉郷・大沢温泉
岩手県花巻市の花巻南温泉郷に位置する大沢温泉自炊部「湯治屋」は、築200数十年の建物に泊まりました。古くから湯治場として親しまれ、宮沢賢治もこの湯を愛したということです。豊沢川を眺めながら入る名物の混浴露天呂“大沢の湯”や"薬師の湯"、"南部の湯"などに入ることができます。
訪れた当時は、菊水館は開館していました。
右下が豊沢川に面した大沢の湯です。
十円を入れると7分間使えるガスです。
食事は自炊が嫌なら食堂で食べることもできます。ご飯だけでも売っていました。鍋や食器は備わっているので持っていく必要はありません。
湯治屋の廊下
合間に訪れたところ
高村山荘
高村光太郎が花巻に滞在した7年間、独居自炊の創作活動を続けた小さな建物が当時のまま保存されています。 近くの高村記念館には、彫刻や遺墨などが展示されています。
花巻民族資料館
北上夜曲の歌碑
♪ 匂いやさしい白百合の~ 濡れているよなあの瞳・・・
北上夜曲は、当時18歳の「菊地 規(きくち のりみ)」が作詞、当時17歳の「安藤 睦夫(あんどう むつお)」が作曲したものです。しかし、口伝いで広まったために、流行を続けながらも作者が分からず、作者不明という事実がますますこの歌を神秘的なものにしたのでした。昭和36年になってから作者が名乗り出て、この歌が暗い時代に10代の手によって作られていたという話題はセンセーションを巻き起こしました。(北上市ホームページから)
サトウハチロー記念館
往路コースは、中央道→長野道→上信越道→北陸道→磐越道→東北道を経由して911.2kmでした。(途中で一泊)
復路コースは、一旦錦秋湖まで足をのばし、湯田ICから秋田道→東北道→磐越道→北陸道→上信越道→長野道→中央道を走り970.5kmでした。(途中で一泊)
※ 全走行距離は夏油温泉から大沢温泉や途中の立ち寄り先への距離82kmを含めると1,963.7kmでした。
※写真はアルバムからの複写です。
夏油 (げとう) 温泉
岩手県北上市の秘湯・夏油温泉への道は夏油温泉いでゆラインと名付けられ、舗装はされているものの曲がりくねった狭い道でした。たどり着いた道路の行き止まりには、大自然に囲まれた夏油温泉元湯があります。七つの湯が湧き出る温泉です。川沿いに天然湧出の温泉露天風呂も数種類あります。基本的に露天風呂はすべて混浴で(一部に女性専用の時間帯あり)、男女別の内風呂も備えています。大湯は湯温が46〜48℃という高温で、あまりの熱さに最初は足湯が精一杯で、浸かることができませんでした。ところがジャボンと浸かって一度この熱さに慣れると適温の湯が物足りなくなります。同じことを、この湯で一緒になった人もおっしゃっていました。人間の体は不思議なものですね。
部屋は夏油館の2階でした。
夏油川左岸 (写真・右) が真湯、右岸 (写真・左) が女(目)の湯です。狭い橋を渡って行き来します。
大湯の入り口です。脱衣場は別々ですが中は混浴です。湯温を測られた人が、今日の温度は低いと申しておられました。その日によって湯温が異なるようですが、「えーっ!!これで低い方なの・・・」と、びっくりでした。
左岸に疝気の湯があります。ここは泉温が低いので長時間の入浴が可能です。
夏油川です。露天風呂のすぐ横を流れています。浅い川ですが右岸に垂直な高い崖が迫っています。
洞窟蒸し風呂の近くにある蛇の湯の滝です。
ブナの木です。
南花巻温泉郷・大沢温泉
岩手県花巻市の花巻南温泉郷に位置する大沢温泉自炊部「湯治屋」は、築200数十年の建物に泊まりました。古くから湯治場として親しまれ、宮沢賢治もこの湯を愛したということです。豊沢川を眺めながら入る名物の混浴露天呂“大沢の湯”や"薬師の湯"、"南部の湯"などに入ることができます。
訪れた当時は、菊水館は開館していました。
右下が豊沢川に面した大沢の湯です。
十円を入れると7分間使えるガスです。
食事は自炊が嫌なら食堂で食べることもできます。ご飯だけでも売っていました。鍋や食器は備わっているので持っていく必要はありません。
湯治屋の廊下
合間に訪れたところ
高村山荘
高村光太郎が花巻に滞在した7年間、独居自炊の創作活動を続けた小さな建物が当時のまま保存されています。 近くの高村記念館には、彫刻や遺墨などが展示されています。
花巻民族資料館
北上夜曲の歌碑
♪ 匂いやさしい白百合の~ 濡れているよなあの瞳・・・
北上夜曲は、当時18歳の「菊地 規(きくち のりみ)」が作詞、当時17歳の「安藤 睦夫(あんどう むつお)」が作曲したものです。しかし、口伝いで広まったために、流行を続けながらも作者が分からず、作者不明という事実がますますこの歌を神秘的なものにしたのでした。昭和36年になってから作者が名乗り出て、この歌が暗い時代に10代の手によって作られていたという話題はセンセーションを巻き起こしました。(北上市ホームページから)
サトウハチロー記念館
往路コースは、中央道→長野道→上信越道→北陸道→磐越道→東北道を経由して911.2kmでした。(途中で一泊)
復路コースは、一旦錦秋湖まで足をのばし、湯田ICから秋田道→東北道→磐越道→北陸道→上信越道→長野道→中央道を走り970.5kmでした。(途中で一泊)
※ 全走行距離は夏油温泉から大沢温泉や途中の立ち寄り先への距離82kmを含めると1,963.7kmでした。