5/4・5は初めて息子のいる郡山へ行く（その2）なぜか高速トバシて釣り編

息子と合流し食事も終え嫁に義理も果たし，実はヤル気マンマンないけしゅ，今回の行程のうち「唯一の自分の時間」とばかり，中通の郡山市から高速で１時間，約１００ｋｍを磐越道～常磐道と走り，広野町の広野火力にある広野海浜公園（こちらよりリンク，あるいはこっちかな！？）に向かう．．って，ココはオールシーズンでクロダイが狙える，とのことから，小名浜港にかわり，行き先に決定したもの。

にしても，高速をトバシていると，前に見えるのは「ＪＲＡ」のトラック．．と来れば，お客さんは馬だ！(笑)

で，１時間チョイかけて現地に着く。
地元の酒田共同火力だと，発電所周辺はグルグル車で回れて，好きなところで釣っているイメージのため「車は釣り場に横付け」的で安易な発想だったが．．現実は甘かった。
カートに荷物をまとめ，有料エリア（釣り場に入るのに１０５０円）までひたすら歩く。
んで，がけ下の見える工事現場みたいな階段を，重い荷物を積んだカーとごと，ひたすら持って降りる．．重労働だ。
帰りの上りを考えると気が遠くなる。

それでも現場に到着．．するが，さらに嫌な気分に．．
事前問い合わせでは「定員４０名だから，たっぷり余裕アリ」とのことだったが，実際には小さな突堤が１本だけ．．目の前が温排水のため「通年で，しかもブッコミでのみクロダイが釣れる」というのが正解のようだった。
「団子じゃ無理だ」という感じが伝わるが，今さら小名浜に行っても時間切れ，よって無理は承知で団子を作る。
↓釣り場の様子．．磯竿っぽい人もいたが，やはり細くとも２号クラスか？ほとんどブッコミで，一人だけウキフカセ，あとは私。

管理人の説明では「（温排水の出ている）手前の方が良い」とのことで「定員４０名だから好きなところに入って良し」と素人な説明をされるが，サビキでもないので入れる余地は全くなく，何とか真ん中より沖側あたりに入れてもらえた。
隣りの人に聞くと「小さいけど朝に３０ｃｍサイズが釣れた。日が高くなってからは全くダメ」とのこと。
さらにその隣りのお父さんは，両隣に「オマツリ」を仕掛けながら（はた迷惑ながら）五目で釣っている．．たまに大きなフグも釣れたいた。

帰りに温排水の出ているあたりを確認．．これじゃあ，団子をシンカーにした位じゃ，釣りにならないワ。

と，帰りも延々と歩く，歩く(苦笑)

そう，ココは東北電力．．でなく東北にしてＴＥＰＣＯマーク，東京の電力会社の火力発電所の外構の端の端．．なのだ。
これも一つの「地域貢献」としてあるいは「地域協力」として作られたものなのだろう。
会社を身近に感じ取ってもらいたいとの思いなのだろう（たぶん）

切り立つ崖．．男鹿半島を思い出させる，こっちの方がよっぽど釣りたくなる場所だ．．行きようがないけれど(泣)

んで，想像以上にキツイ階段を上る，上る．．あまりのキツさに，何度か踊り場あたりで歩を止める。うーん，全然進まないぜ！

さらにキツイ階段を上る，上る．．最初は一人でカートごと荷物を持ち運んだが，最後は嫁にも手伝ってもらってしまう。

やっと上りきる．．と思ったが，まだ土の道をダラダラ上る（滝汗）
で，何とか駐車場に戻る．．うーん，普通の場所が天国にも思えるぜ！

てことで，郡山に戻るべく速攻でＩＣに車を走らせる．．と思ったら，予期せぬＪヴィレッジの看板．．クロダイしか頭になかったため，眼中になかったが，ここ広野町は，確かにＪヴィレッジのある町だったのだ（火力からも近かったし）

てことで，とりあえず夕方近くにＩＣに入り，一路郡山へ．．途中で夕日が眺められた．．．が，山地や盆地の夕日はすぐ終わるので，興ざめだと感じた。

余談だが，酒田だと前述の「火力まわりは釣り放題」なのだが，たぶん発電所では「地域貢献」とかを大上段には言わない。
逆にこの広野町ではキツイ階段と車を横付けできそうな場所にフェンスを施し，延々と歩かせられたうえで「地域に開放しています」と言われているのだろうか。

落とした金の大きさは違うだろうが，どちらが真の貢献なのか，考えさせられた釣行だった。

やっぱり，次は酒田北港だな！(爆)