いむれ内科クリニック

愛知県豊橋市のクリニック
内科・感染症内科・呼吸器内科・アレルギー科

開院15年目に入ります

2025-02-02 11:51:00 | ごあいさつ
いむれ内科クリニックの院長の山本景三です。

当院は2011年2月2日に開院し、本日で15年目に入ります。長く診療を続けてこられたのは、当初よりご信頼いただいた地域の皆様、周辺の調剤薬局の方、お力添えくださった医薬品・医療機器関係の方々、そしてスタッフの皆さんの協力のによるもので、深く感謝いたしております。

20020年からは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いも始まり、今に至るまで終息をみていません。この間、全国でも数少ない感染症専門医・呼吸器専門医として感染症外来(発熱外来)や予防接種などを行って参りました。多くの制約のある中で様々に工夫をしながら診療をしましたが、地域の方々に十分な医療を提供できたか反省するところもあります。今後も新感染症や再興感染症がパンデミックを起こすことも十分考えられます。また報道によれば感染症に関する国際情勢も不安定な要素を孕んでおり、なかなか先を見通すのが難しい時代です。さらに近年では人材確保や診療報酬における諸問題など、取り巻く状況はますます悪化しているように思います。

当院としてはこれからも地域の医療機関としてできることを考えながら、皆様のご期待に添えるように精進していきたいと思います。何卒変わらぬご支援ご指導を賜りますよう心よりお願いし、御礼とご挨拶とさせていただきます。


PCR検査機器を導入しました

2024-12-14 17:02:29 | お知らせ
BioFire® SpotFire®システムを導入しました。これは同時多項目PCR検査機器で、15種類の呼吸器感染症の病原体について1回の検査で核酸の検出を行います。所要時間は約20分で、2名分の検査を同時に行うことができます。
  • アデノウイルス
  • 季節性コロナウイルス
  • SARSコロナウイルス2(新型コロナウイルス感染症COVID-19)
  • ヒトメタニューモウイルス
  • ヒトライノウイルス/エンテロウイルス
  • インフルエンザAウイルス
    • インフルエンザAウイルス/H1-2009
    • インフルエンザAウイルス/H3
  • インフルエンザBウイルス
  • パラインフルエンザウイルス
  • RSウイルス
  • 百日咳菌(Bordetella pertussis
  • パラ百日咳菌(Bordetella parapertussis
  • 肺炎クラミジア(Chlamydophila pneumoniae
  • 肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae
綿棒を鼻から差し入れて、のどの奥の粘液(鼻咽頭ぬぐい液)を採取します。複数の病原体を調べるには従来は何回も綿棒を入れなければならなかったのですが、この検査機器では1回で済みます。

原則として発熱外来にご案内する患者さんが対象で、医師が必要と判断した場合に実施します。検査費用は、医療費の自己負担割合が3割の方は約4,500円、2割の方は約3,000円、1割の方は約1,500円です。健康保険の適用要件を満たさない場合は自由診療となり、検査費用は19,800円(税込)です。

検査装置の作動中にかなり大きな音がします。歯医者さんのキーンという音(エアタービン)のような、もしくはサイレンのような不快な音です。申し訳ありませんがご容赦ください。

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」

2024-09-28 14:22:28 | できごと
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。今シーズンから経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」が発売となり、当院でも接種の受付をしています。

従来のインフルエンザワクチンと異なり、注射ではなく鼻に噴霧するタイプのワクチンのため、接種時の注射の痛みはありません。従来のワクチンはインフルエンザウイルスをホルマリン等で不活化したものを元に製造されていますが、「フルミスト点鼻液」は病原性を弱めたインフルエンザウイルスが生きたまま入っています。このため従来のワクチンより高い予防効果が期待されています。一方で鼻閉・鼻漏の副反応は多めで、国内の臨床試験では59.2%の方に認めています。それ以外には咳や咽頭痛、頭痛などの頻度が高めです。

「フルミスト点鼻液」は2003年に米国で初めて承認されました。日本でも医師が個人の責任で輸入して使用することはできるため、10年前に個人輸入したことがあります。しかし数万円の送料がかかるため接種料金が大変高くなってしまいました。10本買っても100本買っても送料は変わらないのでたくさん買えば安くなるのですが、さすがにそれだけの本数は捌けません。

「フルミスト点鼻液」を接種できる年齢は2歳以上19歳未満の方です。注射の痛みが苦手なお子さんにいかがでしょうか。

医療DX(デジタルトランスフォーメーション)

2024-07-03 20:14:57 | お知らせ
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

当院では電子カルテシステムを中心にICT(情報通信技術)化を進めています。先日「株式会社メディカルアイ」様および「株式会社 日本HP」様の取材があり、事例紹介されました。

 Medical Watch!「DX特集特設ページ

当院では以前から
  • 電子カルテシステム
  • 医用画像システム(PACS)
  • 診療予約システム
  • 院内情報案内システム
などのICTシステムを運用しています。最近はこれらに加えて
  • WEB問診システム
  • 電話自動応答システム
を導入しており、患者さんの利便性の向上に役立てています。一方で医療機関を標的としたサイバー攻撃もしばしば報道されており、診療が中断してしまったり患者さんの個人情報が漏洩したりする危険性も増大しています。

当院では利便性とセキュリティの両立を図るべく、堅固なICTシステムを構築しています。

クレジットカード(タッチ決済)・電子マネー・PayPayをお使いいただけます

2023-02-12 19:03:54 | お知らせ
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

医療費のお支払いについて
  • クレジットカード(タッチ決済)
  • 電子マネー
  • PayPay
をお使いいただけます。ICチップ付きのクレジットカードでは決済端末にカードを挿入しPIN(4桁の暗証番号)を入力します。カード表面に「リップルマーク(波のようなマーク)」が付いていればタッチ決済をすることもできます。カードを決済端末にかざすだけで決済でき、PIN(暗証番号)の入力は不要です。タッチ決済はコンタクトレスとも言います。
電子マネーは交通系ICカード・QUICPay・iDに対応しています。クレジットカード、電子マネーともにスマーフォンやスマートウォッチに登録(Apple PayやGoogle Pay)していれば、これらを決済端末にかざすことでお支払いが完了します。

また新規にQRコード決済のPayPayにも対応しました。お支払い時に決済端末にQRコードが表示されますので、これをスマートフォンなどで読み取っていただきます。お支払金額は自動で入力されているためご自分で入力する必要はありません。