いむれ内科クリニック

愛知県豊橋市のクリニック
内科・感染症内科・呼吸器内科・アレルギー科

2022-23インフルエンザ予防接種の受付開始【完全予約制】

2022-09-23 06:33:40 | お知らせ
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

2022年9月26日(月)からインフルエンザ予防接種の予約の受付を開始します。予約は原則としてインターネット(診療予約専用サイト)によるオンライン予約です。3歳未満のお子さんの場合はオンライン予約はできないため電話(0532-69-5678)でご相談下さい。新型コロナウイルス予防接種と予約方法が異なりますのでご注意下さい。

今シーズンから任意の接種の方に対してweb問診を取り入れます。予約をしていただくと接種予定日の前日の18時からwebで問診を入力できるようになります。定期の接種の方(豊橋市の「高齢者インフルエンザ予防接種予診票」が送付された方 )はweb問診は使えません。紙の予診票をあらかじめ記入しておいて下さい。

従来は新型コロナウイルス予防接種を行う前後2週間は他の予防接種を行うことはできませんでしたが、インフルエンザ予防接種に限ってこの制限はなくなりました。

予約についての詳細は当院のwebサイトをご覧下さい。

新型コロナウイルス抗体検査始めました

2021-09-09 19:23:36 | 予防接種
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防接種が進んでいます。当地区では高齢の方への接種は一巡したと思われますが、それ以外の方への接種はワクチン製剤の供給が滞っているため個別接種(かかりつけ医での接種)は困難な状況です。このため大規模接種会場などでの接種をご案内しています。詳しくは接種予約サイトをご覧いただくかコールセンターへお問い合わせください。

一般に感染症にかかるとその病原体に対する免疫(抵抗力)ができます。病原体を元に作られたワクチンを接種すると感染症にかかるのと同様に免疫ができ、その感染症にかかりにくくなったり、かかっても病状が軽く済んだりします。

現在日本で使用されている新型コロナウイルスのワクチンは3種類ありますが、いずれもウイルスがヒトに感染する際に足掛かりとするスパイクタンパク質の「設計図」となる遺伝情報を投与するものです。すると細胞中で新型コロナウイルスのタンパク質が作られ、その結果免疫が誘導され抗体が作られるという仕組みです。

当院では新型コロナウイルスのワクチンを接種した後の効果を確かめることができる「抗体検査」を始めました。ワクチン接種後2週間以上経過してから検査をするとよいでしょう。検査は採血をして行い、結果は1週間程度でご自宅に郵送いたします。自費の検査となり料金は4,400円(税込)です。詳しくは受付でお尋ねください。

新型コロナウイルスワクチンの接種が始まります。

2021-05-20 21:29:48 | 予防接種
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

豊橋市では新型コロナウイルスワクチンの接種のための無料クーポン券が先日から発送されており、まず80歳以上の方から届いていると思います。来月になると79歳以下の方にも順次送られてきます。

クーポン券が届いたら、同封されているお知らせに従ってインターネットまたはコールセンターで予約をして下さい。接種会場として当院を指定して下さい。接種の予約枠は順次拡大します。予約枠が一杯であっても後日予約が取れるようになりますので再度確認してみてください。

当院の診察券をお持ちの方でインターネットなどでの予約が難しい場合は、当院で代行することもできます。電話で承ることはできないため、受付にクーポン券をお持ちください。なお代理予約の受付は午前10時以降となります。

見出しの写真は本日当院に届いた新型コロナウイルスワクチンです。 PfizerとBioNTechが開発したもので「コミナティ筋注」という薬剤です。5月24日(月)から接種を開始します。接種のため来院されるときは
  • 無料クーポン券
  • 予診票
  • 本人確認書類(健康保険被保険者証や運転免許証)
を忘れずにお持ち下さい。予診票は事前に記入しておいて下さい。上腕部に筋肉注射しますので、半袖シャツなどの接種しやすい服装でおいでください。ワクチンは3週間空けて2回の接種が必要です。

開院10周年御礼

2021-02-02 12:11:12 | ごあいさつ
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

当院は2011年2月2日に開院し、本日で10周年を迎えました。これはひとえに地域の皆様のご信頼によるものと感謝いたします。

昨年以来全世界が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に見舞われ、生活が一変しました。豊橋市でも最近は毎日20人前後の新規の患者さんの発生を認めています。マスク着用や手洗いなどの衛生習慣が最も有効な感染予防策です。どうかご自愛ください。

安全・安心な感染症診療

2020-10-21 00:16:51 | 診療
「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。

当院は感染症を疑う患者さんを診察するために専用の待合室と診察室を備えています。これらの部屋は簡易的な「空気感染隔離室」にもなります。

患者さんが咳やくしゃみをして飛沫が発生すると、乾燥して空気中を長く漂います(飛沫核と言います)。患者さんが結核菌や麻疹(はしか)・水痘(みずぼうそう)のウイルスに感染していると、飛沫核の中に病原体が存在するので病原体が部屋中に長く浮遊することになります。専用待合室・診察室では気圧を少し下げることによって飛沫核が一般の患者さんがいらっしゃる区画に出ないようにしています。これを「空気感染隔離室」と言います。

さらに当院には「喀痰・鼻咽頭ぬぐい液採取室」があります。

肺炎や結核の診断には痰の検査が欠かせません。またインフルエンザや新型コロナウイルス感染症の検査では鼻に綿棒を入れてのどの奥の粘液を採取します。このような検査を行うと患者さんは咳やくしゃみをするため大量の飛沫が発生することになります。飛沫は周囲の方への感染のリスクになるため、検査には特別の対策をした部屋が必要です。

写真は「喀痰・鼻咽頭ぬぐい液採取室」でのどの奥の粘液を採取する検査をしているところです。部屋の壁に穴が開いており、検査をする者(私)が室外から腕を差し入れて行います。こうすることによって検査をする側も感染のリスクを減らすことができ、また防護服を着たり脱いだりする手間を省くことができます。またこの部屋も強力な換気装置を備えており「空気感染隔離室」となっています。撮影のため扉を開けていますが、実際は扉を閉めて検査を行いますのでご安心ください。

今冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行する可能性も指摘されています。他の医療機関では駐車場にトレーラーハウスを設置したり、患者さんに自家用車で待っていただいて車外から診察するなど、いろいろと工夫されているようです。私は感染症専門医として開院当初から上記のような設備を整えて診療しています