いむれ内科クリニック

愛知県豊橋市のクリニック
内科・感染症内科・呼吸器内科・アレルギー科

新型コロナウイルス感染症対策としての紫外線空気殺菌装置を設置しています

2020-03-08 17:22:14 | 診療

新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の患者さんが全国で増加しています。

報道されているようにコロナウイルスは元は風邪を起こすウイルス(のうちの一種)です。コロナウイルスは、新型コロナウイルスを含めて主に咳やくしゃみのしぶきにより伝播します。これを飛沫(ひまつ)感染と言います。またウイルスで汚染した手指を介して目・鼻・口の粘膜に伝播します。これを接触感染と言います。従って感染を防ぐには咳やくしゃみのしぶきを出さないように咳エチケットやマスクの着用が必要です。また手指衛生(手洗いや消毒)も大切です。

一方で結核菌や麻疹ウイルスは空気中を長時間漂うことが知られており、これを吸い込むことで感染します。これを空気感染と言います。新型コロナウイルスは現時点では空気感染の可能性はきわめて低いと考えられますが、ウイルスが一時的に空中を浮遊し感染源となる可能性は指摘されています。

当院では空気感染するような病原体までも無効化する特殊な紫外線殺菌装置UVGI(ultraviolet germicidal irradiation)を設置しています。床から高い位置で紫外線ランプを照射し部屋の上部の空気を殺菌します。空気は自然に対流するので次々に殺菌され、部屋全体の空気が清浄化します。紫外線は水平方向にしか照射されないような特殊な構造になっているので、部屋の中の人が有害な紫外線を浴びることはありません。またオゾンを発生しないため嫌なにおいもしません。このUVGI以外にも多くのメーカーから空気清浄機が発売されていますが、医療の現場で推奨されているものはUVGIだけです。当院では開院当初からUVGIを待合室・診察室・処置室に設置しています



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