「いむれ内科クリニック」の院長の山本景三です。最近電子聴診器を買いました。心臓や肺の音をマイクで拾って増幅するというものです。従来の機械式聴診器に比べ
- 音を増幅できる
- 録音・再生機能がある
- 録音した音をコンピューターで解析できる
などの利点があります。残念ながら音を解析して自動的に診断してくれる機能はありません(笑)。私が購入したものは3M リットマン エレクトロニック ステソスコープ モデル3200です。海外では数社から同様のものが発売されているようですが、国内で入手できるのはこのシリーズだけのようです。見た目もかなり普通です。普通じゃないのもありますけど。
最近は医療機器の進歩により検査の方法が多様化し、従来からの聴診器だけに頼ることはできなくなりました。私たち医師の間でもややもすると聴診は軽視されがちで、患者さんに「聴診してもらったのはここが初めてだ」と言われたことが何度かあります。しかしすぐにできて患者さんに負担をかけない聴診の重要性は現在も変わっていないと思います。