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昨年「週刊文春」に、TVでお馴染みの中原英臣さんの記事が掲載されていました。そこにはアメリカの現在の総コレステロール値の正常値が
●30代:220mg/dl
●40代:245mg/dl
●50代:265mg/dl となっていると書かれています。
日本では年代に関係なく220mg/dlのままです。また、昨年のNHK番組では心臓病や動脈硬化に影響するのはコレステロールよりまず中性脂肪値の数値を下げる必要性を紹介していました。(こちらのページ)
コレステロールは日々つくられる細胞の原料になる重要な要素ですから、薬でむやみに下げると、寿命がきた細胞やダメージを受けた細胞を取り替える次の細胞がつくれなくなり、他の重大な生活習慣病の原因につながる結果も考えられます。欧米ではコレステロール値が220から260くらいの人が一番元気で、少ない人の方が問題視されています。国は、病院の経営維持のために、医療費で一番収益の高いコレステロール降下剤が減らないように220mg/dlを堅持し続けているように思われます。
アディボネクチンという新しい物質が見つかり、動脈硬化や心臓病に大きな効果が期待できることが判り、すでに、欧米各国では大きな効果を上げているようです。がんは日本だけが増え続けていますが、米国では1994年頃から下降線をたどりつつあり、免疫療法といわれる新しい医療が取り入れられ、心疾患や脳血管疾患も合わせて下降線をたどっています。