時々、私の脳は暴走する。
とりとめもなく過去を思い出して、こだわってみたり…
何でも否定的に考えて、身動きできなくなってみたり。
自分でも自覚しているが、そういう時の自分をどう扱えばいいのか、うまくいかずに困っていた。
この本は、タイトルに惹かれて読んでみた。
読んだけど、正直、著者の言いたいことを理解しているとは言えないかも。
ただ、自分なりに解釈した点は…
食べ物に気をつかったり、運動したりして身体の健康を保つように、こころも健康でいるためにはメンテナンスが必要なんだということ。
そのメンテナンスをすることで、自分のエネルギーを無駄なく目的のために使う事ができる。
メンテナンスは、こころの使い方、技術である。
今自分がしていることに、意識を向ける。
頭の中でぐるぐると考えている時は「今、妄想している」、
ご飯食べてる時は、「今、ご飯を食べている」(ご飯食べながらスマホ見がちだけど)、
DVD見ている時には「今、椅子に座ってDVD見てる」(頭ん中では、主人公になりきって海で泳いでたとしても)。
そう、けっこううわの空でご飯食べたり、映画の中で主人公が海で泳ぐと自分も泳いでる気になったりして(自分は1ミリも動いてないのに)、
「今」、自分が何をしているのかって、意外にわかってない。
心がそこにないまま、いろんなことをして、そしていつの間にか一日が終る…。
「今」自分が何をしているか、に意識を向けるって、今の時間をより良く使うというか…よりよく過ごすというか…。
これって、よくわからないけど、禅の考え方?
いずれにしても、自分のこころの問題を解決するための技術を伝えようとしたのがブッダなのだ、とのことで…
「宗教」に対する考え方を、少し柔軟にして、役に立つ部分は使わせて頂こうと思っている。