気まぐれ日記

その時々に、心ひかれるものや気になる事、読んだ本や見たDVDの事を書き留めてます。

昨日で保育園のお仕事完了。

2023-12-27 21:30:15 | 日記
保育園の最終日。
判断に迷う出来事があった。
延長保育の時間が始まってすぐのこと。
5歳児のMちゃんが、女の子の人形を手にした。
でも、その人形は2歳児のAちゃんのお気に入り。延長保育のときは、いつもその人形と一緒。
案の定、Aちゃんがその人形を持っているMちゃんのところへ。

でも、おとなしいAちゃん、黙って立っている。まだ「貸して」と言えないのかも。
それを見ていたK先生が、Mちゃんに「Aちゃんに貸してあげて」と言う。でもMちゃんは人形を離さない。
さらに、K先生が「Aちゃんは小さいんだから、貸してあげて」「4時半にはAちゃんのお迎えが来るから、それまでの間でいいから。Aちゃんが帰ったら使っていいから。」

Mちゃんは、渋々渡していた。

こういう場合って、どうするべきなんだろう?

私なら、先に使っていたのはMちゃんなので、Aちゃんに「『貸して』って言ってごらん」っていうかなあ。
大人が先回りして、Aちゃんが言うべき事を言うべきじゃない気がする。
そう言ってみて、それでもAちゃんが言えない時に、「Aちゃんが貸してって言ってるよ」と代弁するかな。

そして、それでもMちゃんが人形を離さないようなら、Aちゃんを諦めさせると思う。
Mちゃんは、「イヤだ」といってもいいと思う。小さい子に人形を譲る事ができることは、美徳かもしれないが、相手が小さい子だからって、いつも自分の遊びたいものを諦めなければいけない訳ではない。

嫌なときは「嫌だ」といえることも大事な事ではないだろうか?

Aちゃんは、断られて泣くかもしれないが、相手が断ることもあるということに慣れる必要があるかも。

ましてや、Aちゃんは自分の口から「貸して」と言ってないのだから。ただ黙って立っているだけでは、貸してもらえないということを学ぶいい機会になったかも。


子どもたちの、お人形やオモチャの取り合い。どう解決するのかって、なかなか難しい。
初めてその場面になったときは、あとから、「ああすれば良かった」とけっこう後悔した。
反省しても、次の場面ではまた条件が少しずつ違うから、またどうするべきか迷う。

その度に学んでいくしかないか…。












就職が決まった!

2023-12-18 09:49:14 | 日記
学童保育の仕事に就職が決まった!
今度のお仕事は、市からの派遣ではなく、学童の常任として、こちらと契約するお仕事。

保育園のお仕事は、12月いっぱい。
1月からは新しい場所でスタート!✨

保育園の子供たちの名前、やっと全員覚えられたんだけどね。
残り2週間。
一緒に楽しく過ごそう。
🎄🎄🎄🎄🎄


最近読んだ本 「 沈黙の勇者たち」

2023-12-12 09:08:36 | 日記
「沈黙の勇者たち」岡典子著


強制収容所には行かないと決断した人達と、それを支援した人達の話。

強制収容所に行かないと決めたユダヤ人の中には、「アンネの日記」のように、隠れ家にひっそりと隠れていた人達がいる一方で、偽の身分証を作ってもらい、ドイツ人として生きていた人もいたらしい。

ドイツ人の中には、お金のためか、ユダヤ人のためか、はともかく、自分の身分証をユダヤ人に提供してくれる人達がいたということ。
そして本人は、紛失届を出して再発行してもらうという方法。

偽の身分証をつくる職人が、身分証の写真だけを張替え、その上に偽の印を押す。

そうして、身分証を手にしたユダヤ人は、ドイツ人として働いていたりしたらしい。

危険といえば危険だが、配給制の当時のドイツで食料を手に入れるには、闇市で買うか、ドイツ人の援助に頼るしかなく、闇市での食料購入のためには、働くことも必要だったのだろう。
そのリスクの引き受け方が、見事。


それにしても、ナチスドイツに財産を奪われ、身ひとつになったユダヤ人が、戦後、移住したアメリカやヨーロッパの国々で、成功しているのはなぜなんだろう?

人間って、全部を失っても、またやり直せるんだな!


最近読んだ本「音楽卒は武器になる」大内孝夫著

2023-12-11 08:59:23 | 日記
題名に惹かれて読んでみた。

だって、音大出ても就職先って限られるんじゃない?

学校の先生とか、ヤマハとかのピアノの先生とか。

そういう私は、美大中退。
美大卒なら、デザイン事務所とか、メーカーのデザイナーとかに就職するんだけど。
中退なので、美術とは全く関係のない分野で就職した。
いや、就職とは言わないのかも。
正社員でなくパートだったし。

自分の学んできた分野ではないので、つまりは高卒と同じ。
自分の得意が全く生きない仕事。
それで成果が出るわけないよね。
しかもパートなので、成果を出すことを期待されていてもいない。
(そういう仕事を選んだのは、私。)

話がそれた。
著者は、銀行勤め30年。現在は音大の就職課職員かつ会計学講師。
元銀行員から見た、音大生の評価が面白い。

音大生ならではの、就活のセールスポイント。

コミニュケーション能力。
マンツーマンレッスンなので、30〜40歳も年上の教授たちと対等に話せる。

礼儀、清潔、時間厳守。
演奏会に向けた時間管理は必須なので、時間厳守が身についている。
又、演奏会ではお客様から見られる立場なので、清潔なのはモチロン、ふさわしい身だしなみ、礼儀も身についている。

努力と粘り強さ。
演奏会ではたやすく演奏しているように見えるけど、それまでに、どれだけの練習をしていることか!
教授たちからいくら叱られても、めげない精神力を持っていなければ、続けられない。

なるほどな。
確かに。
こういう力って、社会に出た時に出た役に立つ。
音楽自体を仕事にする演奏家とは違うけど、
音楽を学んだことで身についた力を生かすことはできるんだな。

今までの視点とは違う視点で見ると、見えてくる良さってあるんだな。