気まぐれ日記

その時々に、心ひかれるものや気になる事、読んだ本や見たDVDの事を書き留めてます。

大阪城天守閣

2023-03-31 21:48:00 | 旅行
そうそう。
天守閣について書くのを忘れてた(笑)。
8Fからの眺めは良かったな!

あとは、大坂夏の陣の屏風。すごいな。細かくて。リアル。
歴史、あんまりわからないけど、わかりやすく説明が付いていて。
徳川と豊臣が戦っていて、豊臣方の大将が真田だったってことかな?

お城から担がれて逃げる、身分の高い女性。橋が落ちて、堀の中を渡って逃げようとする女性。
お城から、だいぶ離れたところまで兵がいて、いかに戦が広い範囲で行われたかがわかった。

戦って、お城だけですまないんだな。周りも巻き込まれる。




一方、オーストリアに渡っていた日本の屏風。
「豊臣期大坂図屏風」

これはコピーだけれど、十分きれい。城下町の様子がわかって楽しい。

お店かしら?軒先に野菜類が並んでいる。


これ、何をしているんだろう?
太鼓叩いている人がいるんだけど。見世物?

左側になにか石臼で摺っている人がいる。右側には何かなあ?もち米とか冷ましているところとか?


お公家さん?となにかを運んでいる人夫さん。



一番気になったのは、きもの。物売りとかはすごく短い丈のきものを着て、帯というより紐。
脚丸出し。通気性良さそう。
高温多湿の日本に最適!


旅の女性?
きものの丈が短め動きやすそう。


鉄瓶?鉄鍋かな?を運んでいる女性。
かなりゆるい着かただと思う。腰の左で、かろうじて前がではだけないように紐で結んでいるように見える。
こちらも、きものの丈は長いけど、腰紐の結びはかなりゆるい感じ。それに、ドレスのように裾が広がっている。

今のきものは、きゅうくつそうだけど、この時代のきものはいいなあ。
帯じゃなくて紐だし。
着かたもゆるゆる♪











大阪城京橋口

2023-03-29 09:40:24 | 旅行
大阪城通い3日め。この日は京橋口から入った。

因みに、初日は西外堀を通り、左手に乾櫓、千貫櫓を見ながら大手門から。
二日目は、大阪府警と大阪歴史博物館の間の通りから出て、南外堀と六番櫓を見てから大手門から。

さて、京橋口。


戦前までは門と多聞櫓が残っていたらしい。
見れないのが残念。

ここも枡形になっているのが、石垣を見るとわかる。
そして巨石も使われていて(鏡石と言うらしい)、壮観!

京橋口から入って正面の石垣。


左側側面。

左側側面。



画面右側が正面。




多聞櫓の石垣(たぶん)。

大手口枡形や桜門枡形にも負けない迫力の巨石。
力、入ってるな~!
ぐるっと見渡した動画を挿入したいのだが、できないのが残念。


それに今回は、青屋門と玉造門には行かなかった。

現存する櫓で見てないのは、一番櫓だけだが、
まだ見てない櫓跡も多い。

次回のお楽しみだね。
いや〜、正直、大阪城、こんなに楽しめるとは思ってなかったわ~!






仕切門(しきりもん)

2023-03-28 09:30:00 | 旅行
今回の大阪城観光で興味をもったのが、仕切門。
特に


「門」のイメージって、その家の「格」を表すから、重厚な造りにするとか、目立つようにするものだ、と思っていた。
だけど、この北仕切門。道からちょっとそれたところにある。何気なく歩いていると、京橋口方向から来ても、極楽橋方向から来ても気が付かない。
私は、「何か道からそれたところで写真撮っている人がいるな~。なんだろう?」
と寄り道してみたら、門だった。
敵に見つかりにくくするため?
まるで門があるのを隠すかのような配置。


次に


天守下仕切門跡。ここも面白い。画面奥左側から、天守閣を目指して登ってくると正面に壁(石垣)!
行き止まり??
と思った。すると、右手に道(昔はここに門があったのだろう)。
しかも狭い。
(この写真は仕切門跡を通り抜けて、天守閣側から撮ったもの)

意地でも天守閣へ向かう敵を阻止するぞ、という意志が伝わってくる配置だね。
まっすぐには進ませない。

道が急に右に曲がれば、列も乱れるだろうし、門があればそこは渋滞するだろうし、仮にその門を突破したとしても道が狭くなればやっぱり渋滞する。そこを狙って天守閣から狙撃することも考えていたのだろう。

そんなことを、あれこれ空想させてくれた仕切門跡だった。

楽しい🎶






金蔵と焔硝蔵

2023-03-26 13:37:30 | 旅行
重要文化財 金蔵(きんぞう)(または「かねぐら」「かなぐら」)

床板の下は全面敷石にして、石と石の間は漆喰で固めて固定。
外壁は、なまこ壁。壁に貼りつける瓦と瓦の隙間を漆喰で盛り上げてある。防火、保温、防湿の効果。
窓は小さく、鉄格子がはめ込まれており、入口は三重で3回扉を開けないと中に入れないらしい。(「図説日本の城と城下町①大阪城」より)




重要文化財 焔硝蔵(えんしょうぐら)
つまり、火薬庫。
引火防止のため、壁・床・天井ともに花崗岩の切り石としっくいで固められた建物。窓はない。







大阪城の櫓(3)

2023-03-25 22:49:54 | 旅行


坤櫓(ひつじさるやぐら)跡
※坤(こん)=南西=未申(ひつじさる)




西の丸庭園から見た乾櫓(いぬいやぐら)
※乾(けん)=西北=戌亥(いぬい)

L字型をしている櫓は珍しいらしい。





南外堀から見た六番櫓


現存する櫓には、あとひとつ、一番櫓があるのだが、今回は見損ねた。
次回に期待。



ラッキーなことに、ちょうど、櫓内部特別公開をしていて(土日のみ)、大手口多聞櫓と、千貫櫓の中を見る事ができた。


(「図説日本の城と城下町①大阪城」から)

大手口多聞櫓の内部は案外広くて、渡櫓(わたりやぐら)に最大70畳の部屋が4室、続櫓(つづきやぐら)には、武者走り(廊下)の他に武者溜め(部屋)が6室あって、兵士たちが多数駐屯出来るようになっている。
また、枡形の内側に向って多くの窓や銃眼が開けられていて、大手門から枡形に侵入した敵を攻撃する事ができる。

(「図説日本の城と城下町①大阪城」より)

さらに、渡櫓には、下の大門を突破しようとする敵を上から攻撃するための「槍落とし」を備えている。




次に、千貫櫓には、西外堀に面する西面と南面に窓と銃眼が開けられている他、「石落とし」を備えている。



ガイドさんの説明によると、この他にも、壁に漆喰を塗り、火を防いでいるとか、
このなみなみの部分も、単なる飾りではなくて、炎をうまく逃す形なのだそう。

いろいろの工夫がされており、興味が湧く。
おもしろいな。櫓。