国際線の空港は不思議な場所ですよね。
出国審査を終えてゲートを出たら、そこはもう日本ではないのですから…。
でも、そこは日本の国土ですし、国内に国境があるなんて…。
以前から考えていたそんな不安感を、映画にしてくれたって感じです。
そして、外国に行ったら、パスポートだけが自分の存在を保証してくれる唯一絶対の証明書って感じで…。
日頃はあまり意識していないのに、外国に行くと「自分は日本人なんだ」「日本という国に守られているんだ」と感じてしまいます。
でも、そんな祖国が突然無くなってしまったら…。
自分の身分や立場を保証してくれる後ろ盾が無くなってしまったら…。
言葉も通じない、持っている通貨も使えない。
入国も出国もできないまま、国際線のロビーで暮らす生活…。
国境も法律も、人間が作ったもの。
法律の隙間に落ち込んでしまっても、確かに個人としては存在している。
その個人を拘束するにも追い出すにも法律が必要なわけで…。
結局、私たちって法律や規則に守られているから自由なのかも。
そんな法律や規則に縛られている税関国境保護局局長が、
なんだか滑稽だけど憎めない感じです。
局員達が局長の命令を無視して規則を破り人情をみせるところが、
規則と人間らしさの関係について考えさせられます。
頼れるものが自分しかないとき、自分の本質だけで勝負しなければならない状況で、人としての力量が試されるなんて、考えただけで怖いです。
何にも所属しないで、それでも個人として何かでいられたら、
それは素晴らしいことだと思います。
出国審査を終えてゲートを出たら、そこはもう日本ではないのですから…。
でも、そこは日本の国土ですし、国内に国境があるなんて…。
以前から考えていたそんな不安感を、映画にしてくれたって感じです。
そして、外国に行ったら、パスポートだけが自分の存在を保証してくれる唯一絶対の証明書って感じで…。
日頃はあまり意識していないのに、外国に行くと「自分は日本人なんだ」「日本という国に守られているんだ」と感じてしまいます。
でも、そんな祖国が突然無くなってしまったら…。
自分の身分や立場を保証してくれる後ろ盾が無くなってしまったら…。
言葉も通じない、持っている通貨も使えない。
入国も出国もできないまま、国際線のロビーで暮らす生活…。
国境も法律も、人間が作ったもの。
法律の隙間に落ち込んでしまっても、確かに個人としては存在している。
その個人を拘束するにも追い出すにも法律が必要なわけで…。
結局、私たちって法律や規則に守られているから自由なのかも。
そんな法律や規則に縛られている税関国境保護局局長が、
なんだか滑稽だけど憎めない感じです。
局員達が局長の命令を無視して規則を破り人情をみせるところが、
規則と人間らしさの関係について考えさせられます。
頼れるものが自分しかないとき、自分の本質だけで勝負しなければならない状況で、人としての力量が試されるなんて、考えただけで怖いです。
何にも所属しないで、それでも個人として何かでいられたら、
それは素晴らしいことだと思います。