ウィスット・ポンニミット上映会

今日はウィスット・ポンニミットさんという、最近話題のタイ生まれのマンガ家の方の制作したアニメDVD上映会に行って来ました。
はじめてこの人の漫画を手にしたのは去年のタイフードフェスティバルで、一目みてすごくインパクトを受けたので購入してみました。ちょっと語弊があるかもしれませんが、あまりにも荒々しい絵だったので好き勝手描いてるのかな、と思っていたのですが、改めて読んでみると、この漫画はこの絵でなくては表現できないんだ、という事を実感。内容も場面によって残酷だったり品がなかったりと、人によっては受け入れづらいかもしれませんが、根底には描く世界全体を包み込むような、優しい目線があります。日本の漫画を見て育ってきたというだけあって、絵やカット割り、節々にそんな雰囲気も感じられ、強く印象に残っていました。ふと一年経ってみると、吉元ばななさんが絶賛していたり、朝日新聞に取り上げられていたりとずいぶんと露出が多くなっていてびっくりです。
今回の上映では本人自ら、流れている映像に合わせて音楽を演奏するという、珍しいスタイルも見ることができました。しかもその演奏も映像の雰囲気にばっちりあっていてかなり衝撃的でした。発売されたDVDは約4000円とやや高価だったもので、手を出さなかったんですが、帰路に着きながら、さて、自分も頑張らなければ...と思った次第です。