先日、東京国立近代美術館フィルムセンターで松竹映画の60~70年代の作品を 上映する企画があり、その中の一本「同棲時代」を見てきました。フィルムセンターではワンコイン(500円)で滅多にお目にかかれない様な上映が見られるので、お気に入りの場所なんです。
この同棲時代は、「昭和の絵師」とも呼ばれる漫画家・上村一夫さんが当時アクションにて連載した漫画を原作にしたものです。上村一夫さんは45歳という若さで亡くなられたものの、唯一無二の素晴らしい作品を残されています。作詞家の阿久悠さんとも親交が深く、度々合作で作品も出版されています(初の合作、「パラダ」が掲載されていますがまともに読めない...→阿久悠さんのHP内)
「同棲時代」はその中の作品の一つ、タイトルにも解るように広告代理店に勤める今日子と、イラストレーターの次郎という二人のカップルの同棲生活を描いた作品です。今同じような境遇にいる方々は絶対に読まない方がいいと思いますが(笑)、当時代の空気感やお互いの寂寥感がひしひしと伝わってきます。
で、肝心の映画ですが、主演は由美かおる。当時そのポスターが反響を読んだそうです。チョイ役で小松一夫さんが出ていました。大筋は原作に忠実(深紅に染まった空や漫画の吹き出しが現われたり、鈴木清順の映画のような演出が多かったです)だったものの、結末は強引にハッピーエンド、尻切れとんぼな印象がありました。原作の結末はやりきれないものがありましたから。それでも、当時(73年)の新宿や銀座の町並みが見られたのは新鮮でした。
話は戻りますが上村一夫さんは「同棲時代」以外にも「狂人日記」「凍鶴」、映画化された「修羅雪姫」など沢山の秀作を残されていますが、一番のおすすめが上村さんの半自伝的な作品「関東平野」です。大きな書店でしか見かけられないかもしれませんが、ぜひ!本当に若くして亡くなられてしまったのが惜しまれます。(作品群を紹介されたページを発見した掲載しておきます→こちら)
クリックすると春の気配がそこに....
「犬小屋の中へ」オフィシャルHP
この同棲時代は、「昭和の絵師」とも呼ばれる漫画家・上村一夫さんが当時アクションにて連載した漫画を原作にしたものです。上村一夫さんは45歳という若さで亡くなられたものの、唯一無二の素晴らしい作品を残されています。作詞家の阿久悠さんとも親交が深く、度々合作で作品も出版されています(初の合作、「パラダ」が掲載されていますがまともに読めない...→阿久悠さんのHP内)
「同棲時代」はその中の作品の一つ、タイトルにも解るように広告代理店に勤める今日子と、イラストレーターの次郎という二人のカップルの同棲生活を描いた作品です。今同じような境遇にいる方々は絶対に読まない方がいいと思いますが(笑)、当時代の空気感やお互いの寂寥感がひしひしと伝わってきます。
で、肝心の映画ですが、主演は由美かおる。当時そのポスターが反響を読んだそうです。チョイ役で小松一夫さんが出ていました。大筋は原作に忠実(深紅に染まった空や漫画の吹き出しが現われたり、鈴木清順の映画のような演出が多かったです)だったものの、結末は強引にハッピーエンド、尻切れとんぼな印象がありました。原作の結末はやりきれないものがありましたから。それでも、当時(73年)の新宿や銀座の町並みが見られたのは新鮮でした。
話は戻りますが上村一夫さんは「同棲時代」以外にも「狂人日記」「凍鶴」、映画化された「修羅雪姫」など沢山の秀作を残されていますが、一番のおすすめが上村さんの半自伝的な作品「関東平野」です。大きな書店でしか見かけられないかもしれませんが、ぜひ!本当に若くして亡くなられてしまったのが惜しまれます。(作品群を紹介されたページを発見した掲載しておきます→こちら)
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「犬小屋の中へ」オフィシャルHP
僕のなかで3大美人画家と位置づけています。
細面、鶴首、切れ長の目がたまりません。
なかなか充実したブログですね。
リンクさせてもらいました。
こっちは作ったばかりでスカスカですが、今後ともよろしくお願いいたします。