おかげさまで「犬小屋の世界II」の後編がマクセル・ギガシアターにて公開になりました。(ギガシアターは2010年1月を持って終了しました。youtubeで引き続き犬小屋の世界を公開しています)
今回の話は尺が長い訳ではないのですがカット数が多く、後半は時間との戦いに非常に苦しみました。。見る人が見ればまだまだなのかもしれませんが、できる限りのベストを尽くせるよう、頑張って作りました。あんなに大変で早くゆっくりしたい、なんて思っていたのが終わってしまうと凄く淋しく感じるのが不思議です
今回の舞台は前回、オーロラを見に足を運んだ南極です。そこに新たなキャラクターとして、コウテイペンギンの兄妹が出てくるのですが、なかなか可愛く描けず、どうしてもダダ星人(c)円谷プロのようになってしまい苦労しました
実は南極は以前からやりたかった舞台です。途中で頓挫してしまった「ぽんたの夏休み」も炎天下の夏にぽんた達が涼を求めて南極へと旅立つ、南極を舞台にしたお話でした(もうこちらは完成する事はないので、いずれ途中段階のものをアップします)。また今年は南極・昭和基地の設立50周年にあたるようで、タイミングも良かったのかもしれません。
今回資料になるかと思い、映画「皇帝ペンギン」を見たのですが(結局DVDも購入・ドギュメンタリーも収録されていておすすめです)すごかったですよ。毎年一回、繁殖のために同じ場所に集まって子育てをするのですが、産卵を済ませたペンギンの雌はその卵を雄に預けて卵を温めてもらう(その間、雌達は集団で海にえさを取りに)のですが、雄は雌がえさを取ってくる4ヶ月の間、絶食して卵を温めて孵化させるんです。人間と体の作り自体が違いますが、そんな健気な姿にジーンとなりました。年末から一日も休みなく仕事しているとはいえ、こちらと比較すればなんて事ないなと。
また皇帝ペンギンは、寒さが厳しい時には集団で固まっておしくらまんじゅう(ハドリングというそうです)のような行為をするのですが、これも寒さをしのぐための知恵で、中心の気温は一番外側にいるペンギンの体感気温より40℃も高いとか!じゃあ一番外側の奴はかわいそうじゃん、と思ったら時間を見て外側のペンギンと内側とで入れ替わりながら温めあっているそうです。それは熱を逃がさないという工夫にも繋がっているようですが、まさにチームプレイ! ちなみに皇帝ペンギンは一年に一回しか卵を産まないので、今回の兄妹は同じ母親の子供です。同じつがいの子供かは謎ですが(笑)。
あと海外版の「南極物語」も一応目を通したんですが、日本のに比べて非常にアメリカンなテイストに...。改めて観た日本版は非常に重かったですが、今考えると名作だったのではと思います。
話を戻しますが、時間があれば製作秘話(?)みたいなものもブログに載せてゆければと思います。自主制作では進行が停滞している「動物の転校生」の製作を当面進めようと思っていますが、もし仕事が落ち着いて時間の余裕ができれば、前回のこちらのような形で「犬小屋の世界IIパンフレット」みたいなものも作ろうかと思っています。その前にyahooでHPが検索にひっからないという、この状態をなんとか解消したいものですが...
最後にこの製作の機会を与えて下さった方々、お忙しい中で力になっていただいた方々、楽しみにして下さった方々、直接声をおかけする機会が無い方もいらっしゃいますが、とても感謝の気持ちで一杯です。この場を借りてお礼させていただきます。本当にありがとうございました。
クリックすると南極に行った夢をみるらしい
「犬小屋の中へ」オフィシャルHP
「動物の転校生」オフィシャルHP
前作の背景もそうでしたが、今作も隅々まで手抜かりなく、まるで映画のアニメーションを見ているようでした。
これだけの作品を仕上げるにはいったいどれだけの労力がかかっているのでしょうか。
もうため息ものの素晴らしさだと思います。
ホント、MATUMOさんの作品は、技術、内容すべて言うことなしの素晴らしい世界を作り上げていらっしゃいますね。
これキャラクター化して商品化しましょうよ。
それぞれのキャラのキーフォルダーとかペンケースetc。
売れると思いますよ。
なんとか商業ベースにもって行きたいものです。
こういう夢のある素晴らしい作品を、多くの人に見せてあげたいです!!
これからもがんばって素晴らしい作品を作りあげて行ってください。
正直そこまで褒めていただけるだけのレベルではないと思うのでとても恐縮なのですが、評価して頂けた事はとてもありがたいです。自分も広められればよいのですが、そこには運とか、観る人の層の問題も含めていろいろな条件がからんでくると思うので、一人でもいいなと思ってもらえるものを残せるように地道に頑張っていこうと思っています。
タミフル薬は私の熱を下げてくれましたが、「犬小屋」は私の精神を元気にしてくれました(o^▽^o)
思いやりと友情と愛情と・・・胸がホクホクしましたよ♪心に虹が架かったようです♪調子に乗ったぽん太がアザラシにぶつかったシーンは失笑しましたが、
犬小屋万華鏡もキャワイイですね。癒されます
まだ全快とは言えないと思われますので、どうか無理なさらず(ネット巡回も疲れると思いますので)、ゆっくりお休み下さいね。
すごいね~!!
絵がかわいいのはもちろんなんだけど、お話も夢があってすっごく良かったよ!
見終わった後、心がホッと温かくなる感じで。
ほんと、すばらしいからもっと沢山の人に見てもらいたいよね(^^)
私のブログの中でも紹介させてもらいます♪
(一応平均200人位の人が来てくれてるので)
あと、リンクさせていただきました☆
忙しい日々が続くんだろうけど、くれぐれも無理しないようにね。
紹介していただけてありがとうございます、一日200人というのは凄いですね!書き込みが凄く多いのも、きっとお人柄によるところだと思います。こちらからも後ほどリンクさせていただきますね。
遅ればせながら犬小屋Ⅱ後編、観させていただきましたよ!
短い時間の中ですごい内容の充実度ですよね、南極の厳しい気候が画面から伝わってくる気がしました。
観終わって自分も心が温まりました~
余談ですが後編冒頭の「前編あらすじ」。この勇ましい音楽と相まって自分の脳内、永井一郎さんの声(ガンダムのナレーション風に)で読んでました。
ちょっとちょっと、試してみてください♪
今指摘いただいて、なんでいままで気づかなかったんだろう!とびっくりでした。これはまさにあの声で「宇宙世紀、ダブルオー...」と続くナレーションのようですね。タイトルに「ジャブローに散る」とか出てきそうです。
ちなみに、コロンが吹雪の中を疾走するシーンは、音楽を製作された方にThe Europeの「アイ・オブ・ザ・タイガー」みたいな感じで、とお願いしました。プロレスラーが入場の時に好んで使うアレです。