gooブログはじめました!

初めてブログを書いてみました…

「黄金文明」トラキア

2025-01-24 10:28:35 | 日記
 金の価格高騰が続いています。世界情勢が不安定な中で安定した資産として購入されている方も増えているようです。金は地球上での埋蔵量が限られている希少な貴金属で、残っている金の総量は残り約7万トン前後(プール1.5杯分)とも言われています。

 「黄金文明」として知られているトラキア文明は、バルカン半島南東部に位置し、現在のブルガリア、ギリシャ、トルコにまたがる地域に存在しました。1972年にブルガリアのヴァルナで発見された遺跡からは、エジプトやメソポタミア文明の黄金製品よりも古い黄金製品が出土し、トラキアが世界最古の黄金文明の一つであることが確認されました。
 トラキア人は高度な黄金加工技術を持ち、精巧な黄金製品を数多く生み出しました。「王家の谷」とも呼ばれる古墳群からは、黄金の仮面や装飾品が発掘されています。これらは、トラキア人の豊かな文化と技術力を示しています。その美しさと技術の高さから、現代でも多くの考古学者や歴史家の関心を集めています。ソフィア考古学博物館には、トラキア人の黄金細工が展示されており、その一部は世界遺産にも登録されています。

 ちなみに世界遺産といえば、昨年2024年7月に佐渡金山がユネスコの世界文化遺産に登録されました。佐渡金山は16世紀中頃から本格的に開発され、江戸時代には日本最大の金銀山として幕府の財政を支えたことはご承知のとおりです。

 古代から現代まで金は人々魅了していますが、庶民としてはせめて博物館で鑑賞させていただきたいなぁと思っています。

古代エジプトの「パピルス紙」

2025-01-23 11:44:16 | 日記
 毎朝、新聞に一通り目を通してから出勤しています。新聞は「紙」という媒体で情報を伝えます。
 古代エジプトの「パピルス紙」は、紀元前3000年頃から使用され始められたようです。パピルスは、ナイル川沿いに生育するパピルス草の茎を加工して作られました。茎を薄く切り、縦横に重ねて圧縮し、乾燥させることで紙状の素材が完成します。この技術により、エジプト人は記録や文書の保存が可能となり、行政、宗教、文学など多岐にわたる分野で使用されました。
 パピルス紙は、エジプトの気候条件により長期間保存が可能であり、多くの古代文書が現存しています。特に有名なものには、死者の書やエドウィン・スミス・パピルスなどがあります。パピルス紙の製造技術は、後にギリシャやローマにも伝わり、地中海世界全体で広く使用されました。しかし、羊皮紙や紙の普及により、次第に使用されなくなりました。
 このように、パピルス紙は古代エジプト文明の発展に大きく寄与し、その文化遺産として今もなお重要視されています。「紙」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来しています。
 なお、現代でも使われている「紙」は、紀元前100年代の中国で発明され、その後改良されて普及しました。発見されている最も古い紙は、甘粛省天水市の放馬灘にある前漢の墓石から発見されたものであり、地図が描かれており、BC176〜141年のものと推定されています。
 情報のデジタル化が飛躍的に進むなか、膨大な情報が世の中に流れています。スマホから目を離せなくなっていますが、「紙」の本をゆっくりと読む時間も大切にしたいと思います。






高度な都市計画 インダス文明

2025-01-22 10:45:38 | 日記
 今日1月22日は「カレーの日」です。カレーといえば、やはりインド。勝手な連想ですが「インダス文明」について書きたいと思います。

 インダス文明は、紀元前2600年頃から紀元前1900年頃まで栄えた古代文明で、現在のパキスタンとインド北西部に位置していました。この文明は、ハラッパーとモヘンジョダロという二大都市を中心に発展し、計画的な都市設計や高度な排水システムが特徴です。インダス文字と呼ばれる未解読の文字を使用し、交易や農業が盛んでした。特に、メソポタミア文明との交易が行われていたことが知られています。
 インダス文明の住民は、レンガ造りの家に住み、公共浴場や倉庫などの公共施設も整備していました。宗教や政治の詳細は不明ですが、平和的な社会であったと考えられています。紀元前1900年頃に突然衰退し、その原因は気候変動や河川の変化、侵略などが考えられていまが、まだ分っていません。

 インドとカレーの関係は非常に深く、カレーはインド料理の象徴とも言えます。インドのカレーは地域ごとに多様で、北インドのクリーミーなカレーから南インドのスパイシーなカレーまで、さまざまな種類があります。基本的には、ターメリック、クミン、コリアンダー、ガラムマサラなどのスパイスを使います。カレーを食べたくなりましたね。






アルキメデスの原理

2025-01-21 13:43:57 | 日記
 寒い冬。一日の疲れをリセットするには、お風呂でゆっくりお湯に浸かることですね。お風呂でお湯に浸かると体が軽く感じますが、これは体に浮力がはたらいているのです。

 浮力とは、水などの流体中にある物体に重力とは逆の方向に作用する力です。浮力については「アルキメデスの原理」によって説明されています。アルキメデスが発見した物理学の法則で、「流体中の物体は、その物体が押しのけている流体の質量が及ぼす重力と同じ大きさで上向きの浮力を受ける」というものです。

 アルキメデスは紀元前287年頃、古代ギリシアの自治植民都市であるシチリア島のシラクサで生まれたヘレニズム時代を代表する自然科学者です。物理学・力学・数学を研究し、「円周率」や「てこ」の原理を証明したり、「アルキメデスの原理」を発見しました。後世の物理学・数学に大きな影響を与えた天才だったことはいうまでもありません。

 そんな古代の偉人について考えながら、お風呂に浸かっている時が幸せな凡人です・・・。


最古の石油製品は万能薬?

2025-01-20 12:35:30 | 日記
 毎日車通勤のため、ガソリンの価格が気になっています。先月、今月と2回に及ぶ補助金の撤廃で、ずいぶん高くなりました…。

 世界最古の石油製品は、天然アスファルトであるといいます。紀元前3000年の頃、メソポタミアでは、地面の割れ目からしみ出していた天然アスファルトが、建造物の接着や水路の防水などに使われていたようです。紀元前1世紀頃では、石油を傷口にぬって血を止めたり、発熱をおさえるなどの万能薬として用いられていたとの記録もあります。
 日本では668年、日本書紀に越の国から「燃ゆる土」と「燃ゆる水」が近江大津宮に献上されたという記録が残っているそうです。
 石油の近代的な発見は、エドウィン・ドレーク氏が1859年8月に、アメリカのペンシルベニア州タイタスビルの近くのオイル・クリークで採掘を始めたのが世界最初と言われれています。

 化石燃料である石油製品のガソリンは、限りある資源です。燃費を考え、なるべく優しい運転に心がけたいものです。