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最古の法律「ウル・ナンム法典」

2025-01-29 12:32:08 | 日記
 第217通常国会が24日召集され、会期6月22日まで150日間の国会が開会されています。国会は「国の唯一の立法機関」です。

 知られている最古の法律といえば、紀元前1754年頃にバビロニアの王ハンムラビによって制定された、有名な「目には目を、歯には歯を」という報復法の「ハンムラビ法典」だと思っていたら・・・違っていました。
 現存する世界最古の法典とされるのは、「ウル・ナンム法典」だそうです。これは、紀元前2100年頃にメソポタミア文明のウル第三王朝の初代王ウル・ナンムによって制定されました。ハンムラビ法典よりおよそ350年程度古く、影響を与えたと考えられています。この法典は、粘土板に楔形文字で記されており、殺人、窃盗、傷害などの犯罪に対する刑罰が規定されていました。特に、損害賠償に重点が置かれていて、銀の秤量貨幣によって賠償が行われていたということです。
 ちなみに、日本の最古の体系的な法律は、701年に制定された「大宝律令」です。中国の隋・唐の律令を模範としており、刑法(律)と行政法(令)を含む包括的な法典です。これにより、日本の中央集権的な国家体制が整備され、律令国家としての基盤が築かれました。

 通常国会の様子はテレビ生中継されていますね。「国の唯一の立法機関」として、駆け引きやすれ違いの議論ではなく本質的な論戦をお願いしたいものです。