ここ半年ほど冊子制作が無かったため、いぬくそ看板を紹介するタイミングを失っていた。ブログで過去に撮影したものを紹介し、後日冊子にまとめるつもりである。
概要
撮影日:2009年7月18日
場所:京都市伏見区(推定)
分類:規制グループ市町村セクター質実剛健型
マトリクス:
コメント
琵琶湖疏水は明治初期に造られた人工河川だ。京都の近代化を目指して物流の促進や工業化、さらには発電のためのものと聞いたことがある。
現代の京都においても生活用水・産業用水として重要な役割を果たしている。さらに疎水沿いは遊歩道が整備されており、地域の憩いの場や観光地として賑い創出に一役買っている。近代京都を代表する大構造物である。
そんな疎水沿いに掲げられたいぬくそ看板は、その雰囲気を壊さないよう味のある筆書きだ。筆致に説得力を持ち、犬の飼い主たちも注意を払っているためか辺りに犬のフンは見当たらなかった。撮影当時、既に縁が錆び始めていたから、2024年現在は朽ち果てているだろう。しっかり役割を果たしたいぬくそ看板は見ていて安心する。